物理学者、SF映画にハマる (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334045715

感想・レビュー・書評

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  • ◆「夢想」に寄り添い全力解説
    [評]笹本祐一(SF作家)
    物理学者、SF映画にハマる 高水裕一著 :東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/145062?rct=shohyo

    物理学者、SF映画にハマる | 本がすき。
    https://honsuki.jp/stand/49497.html

    物理学者、SF映画にハマる 高水裕一 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334045715

  • SF映画は大好きですが、細かいところが気になってしまうこともあります。
    例えば、こんな事が気になります。大好きな映画の一つ「エイリアン」は、宇宙船ノストロモ号の中での出来事ですが、あたかも重力があるかの如く、皆さん普通に歩いて生活しています。どんな仕組みなのかが、気になるのです。(スター・ウォーズもそんな世界ですよね。)こんな些細なことは気にならないくらい、映画本編は面白い作品なので些細なことは忘れてしまいます。本書にはそんな私の疑問に答えてくれるようなものは登場しませんでした。
    本書を読んでの一番の発見は、ISS(国際宇宙ステーション)がなぜ無重力に近い環境になっているのかということを知ることができたことです。
    私は、単純に宇宙空間にある施設なので、無重力なのかと思っていました。
    そんな単純なことではないことが、本書で学ぶ事ができます。
    ISSは地上から約400kmの距離に浮かんでいます。この距離での重力を計算すると地表の重力に対して88%程になるそうです。では、なぜISSは無重力状態になっているかお分かりになりますか?知りたい人は、本書をぜひ読んでください。私は思わず膝を打ちました。もちろん、すでにご存知の方もいらっしゃるかとは思います。そんな方も楽しめるネタが本書には詰まっています。タイムトラベル、宇宙人との接触、ブラックホール、など映画の展開に合わせて解説してくれます。ここで紹介されている映画をご覧になってから本書をお読みになることをお勧めします。
    本書で登場する映画は以下の通りです。
    バック・トゥ・ザ・フューチャー
    デジャヴ
    TENET
    ターミネーター
    HEROES(テレビシリーズ)
    ゼロ・グラビティ
    ファースト・マン
    オデッセイ
    インターステラー
    スター・ウォーズ
    メッセージ
    V(テレビシリーズ)
    さぁ、傑作SF作品ばかりです。映画も楽しみ、本書も楽しんでください。笑

  • 2021-11-14
    これはターゲット中学生くらいかな?
    おそらくちゃんとした物理学者さんなんだろうけど、SF者としては薄い感じ。文章もなんだかブレが大きくて、もしかしたら語り書きなのかもしれない。

  • すべての作品への考察を読んだわけではないが、宇宙に詳しい著者の解説はかなり面白かった。

    間違いなく言えるのは、この本を読むと再度作品を観返したくなる。そして、再度この本を読み返したくなる。

  • 大変面白く拝読。SFの面白い見方を教えて頂きました。第一章の「時間を巡る」はやっぱり難しかったですけど。時間と空間で四次元という構造と量子力学の2つが直感的に理解できないので、のこでいつも難儀してしまいます。でも、他は楽しく読めました。読んでる最中に「三体」を思い出しました。是非、先生に自作でこの作品を解説してもらいたいと思いました。

  • タイトルには「ハマる」とあるが、そこまで深い内容では
    なく、あくまで教科書的な、SF映画をネタにした科学入門
    といったところ。SF映画の解析を踏み台にして、あるいは
    そこを越えて、一つのエンタテインメントにまで辿り着いて
    いるかというと、そこまでではないかな。

  • 大人向けの空想科学読本?
    ネタ元が映画だし、SF映画をよく見る人ならもっと楽しめたかも

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • 映画やドラマから、テーマが「時間」と「宇宙」の作品を紹介しつつ、その技術に対して科学的にコメントする。タイムトラベルで正確な時刻を指定できるのか?ワープ先の日時をどうやって認識するか。星間移動にかかる時間。宇宙人の意図、生身の交流。

    見たことのある有名作品がたくさん紹介されているので、読んでいて楽しいです。科学的にもう少し可能性があるのかなと思っていましたが、難しそうでした。

  • 第2章だけネタバレの関係で読めてないけど観てきた映画の科学要素の元ネタみたいなものを知れて面白かった

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著者プロフィール

高水 裕一(たかみず・ゆういち):1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院、京都大学大学院を経て、英国ケンブリッジ大学理論宇宙センターに所属し、スティーブン・ホーキング博士に師事。現在、筑波大学計算科学研究センター研究員を務める。専門は宇宙論。主な著書に『時間は逆戻りするのか』『宇宙人と出会う前に読む本』(講談社ブルーバックス)『ウルトラマンと学ぶ 宇宙と生命体』(講談社)、『物理学者、SF映画にハマる』(光文社新書)、『宇宙の秘密を解き明かす24のスゴい数式』(幻冬舎新書)、『面白くて眠れなくなる宇宙』(PHP研究所)などがある。

「2023年 『宇宙最強物質決定戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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