一軍監督の仕事 育った彼らを勝たせたい (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.94
  • (20)
  • (26)
  • (16)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 220
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334046040

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半は2021年シーズンについての高津監督の心境をつづったもの。
    後半はどういう点を工夫したのか、具体的な話があり、選手やコーチたちがどのような行動が変わっていったのかが分かる。
    高津監督がいかに野村監督に影響を受け、尊敬していのかがとてもツヨクかんじる。また、野村監督から学んだことを次の世代へ進化させながら繋いでいくつもりなのか、感銘を受けた。
    野村監督ファンの方には、特にオススメです。

  • 二軍監督の仕事 よりも、ずっと面白い! チームビルディング、マネジメント、言葉を作る大切さ。仕事に参考になる話が詰まってて満足。

  • 物書きが本業では無いので多少とっ散らかっている部分はある(ただ試合経過を細かく描かないといけないため仕方ない部分もある)が、概ね読みやすい文章だった。内容的には前著「二軍監督の仕事」の方が好きだったかな。
    現役監督なので書けない部分も多くあるせいだろうが、ちょっと話飛んだな〜と感じる部分がちらほら。
    でも全体的にはヤクルトをどうやって強くしていったのか、大まかな方針が分かるしいい本だと思う。

  • ● 2019年のスワローズは16連敗を喫するなど最下位。2020年も最下位。それが1年で日本一のチームになった。
    ●小川、石山、山田の3人の残留が最大の補強となった。
    ● 7回をロマン、8回をオンドルセク、最後はバーネットで締めると言う、後から逆算してブルペンを固められたのが勝因の1つ。
    ●なんと2021年、規定投球回数に達した投手が1人もいない。最多勝が九勝。
    ●山田哲人の守備にも高い評価を。
    ●村上は2017年のドラフトで、巨人と楽天と競合した。
    ●ストライクゾーンが9分割でなく25分割ボールゾーン含めると81分割のチャート。

  • 絶対大丈夫の動画を見てから高津監督のマネジメントは興味を持っていた。
    前作の二軍監督の仕事も面白かったが、連続しての取り組みやシーズンの判断を振り返って当事者が話すのは貴重だと思う。

  • さすが2年連続の日本シリーズ名勝負数え唄。
    御本人が謙虚な感じなので、忘れていたが、
    選手としては超一流の実績だし、
    各国や独立リーグでの経験などもしている。
    そりゃ良い監督になるわな、と思いました。
    アレのためには負けられまへんな笑

  • みんなで楽しく野球をやりたい、という監督の気持ち、自分の仕事でも、肝に銘じたい

  • 職場やコミュニティでの声掛けやモチベーション向上に役立つ。

  • 高津監督のスワローズ黄金時代をつくろうという強い思いと、具体的な方法論を知ることができました。

  • 2軍監督の仕事も面白かったけど、1軍監督の仕事はまた別の内容になっていて興味深かった。
    特に
    p.51 人間とは面白いもので追いかけられる、迫られていると感じると途端に弱気になる
    優勝できると思っていたのに、それが危うくなると精神的にピュアになったような発言が増えてくる
     →本能であってそうなってしまうもの、焦らず冷静に

    p.177 プロの世界でも選ばれた選手たちを目の当たりにして自信を失ってしまう選手がいる。このような弱気なマインドセットになったら、成長は止まってしまう。
     →どんな世界でも自信って大事

    p.183 「感情を素直に伝えた方が良いこと」「考えていても言わない方が良いこと」を区別すること。
     →マイナスに働くような場合は感情に任せるのは禁物

    p.187 自分の築いたものを一旦捨てて、監督やコーチの言葉を信じ自分なりに努力すると成長のチャンスは広がる
     →こだわり過ぎるのは良くない、捨てるにしても自分なりに飲み込んで努力すればうまくいくかも。

    p.259 監督が思っていることは全て選手にバレてるし、選手たちは監督が何を考えているかずっと観察している
     →これは上司や教師も同じことが言えるはず。隠そうとしてもダメ。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年広島県生まれ。東京ヤクルトスワローズ監督。広島工業高校卒業後、亜細亜大学進学。90年ドラフト3位でスワローズに入団。93年ストッパーに転向し、20セーブを挙げ日本一に貢献。その後、4度の最優秀救援投手に輝く。2004年シカゴ・ホワイトソックスへ移籍、開幕から24試合連続無失点を記録。日本プロ野球、メジャーリーグ、韓国プロ野球、台湾プロ野球を経験した初の日本人選手。独立リーグ・新潟アルビレックスBCでは選手兼任監督として日本一に。14年にスワローズ1軍投手コーチ、17年に2軍監督を歴任。2020年より1軍監督に就任し、2021年にセ・リーグ優勝、そして20年ぶり6度目の日本一へと導く。

「2022年 『明るく楽しく、強いチームをつくるために僕が考えてきたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

髙津臣吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×