90歳までに使い切る お金の賢い減らし方 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334046552

感想・レビュー・書評

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  • 要は、年金を月20 万近くもらえるのであれば90歳の時までに資産をほぼ使っていても生活できるよ。ということ。死ぬ前が1番資産を持っているというパターンが多い。生きてる内健康な内に自分が楽しいと思えることにお金を使おう!仕事を道楽に。努力の娯楽化が大事。

    人からどう見られているかにお金を使うよりも、自分がどれぐらい楽しいかにお金を使った方が良いと思う。

    篠田桃紅さん「人は用だけを済ませて生きていると真実を見落としてしまう。真実は暇膜の間にあると近松門左衛門が言っていたように求めているところにありません。しかし、どこかにある。雑談や衝動会など無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っている。」

    出口治明さん「人は賢くなる方法は人・本・旅に尽きる」旅は計画、最中、思い出の3つの楽しみがある。

    自分が鍛錬して身につけたものは自分の物で決して奪われることがない一生の宝。しかしその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものだ。

  • 物ではなく事にお金を使い死ぬまでに使い切る.
    お金を増やすことばかりもてはやされる世の中,使うことのメリットを教えてくれる.旅行とか寄付とか投資とかわかるけれど,もう少し具体的に細かく切り込んで,実際の方法を教えて欲しかった.あまりに一般的なお話.

  • お金に余裕がある人生とない人生。どちらがよいかと聞かれたら、誰もが前者を選ぶだろう。しかし、「お金持ちになりたい」と公言すると冷たい視線を向けられる。一般にお金は汚いものだと考えられる。何故だろうか。それは、大半は大金を稼げないからである。低所得者は、所得が低い状態を惨めに思わないように、その状態に価値を見出してきた。ニーチェの言葉を借りれば、弱者のルサンチマン(恨み、妬み)が、お金持ちに対して悪印象をもたらしている。

  • 誰もがお金持ちになりたいと思っている。されど、お金を持って何をする?ということを考えることが最も大切である。どのように生きたお金を遣うのか、という問いは常に持っておきたい。

  • こういう本が、当たり前だろ、と鼻で笑われる様な世の中になってほしい。

  • 近年、お金を少しでも増やすことに関心が集まっていますが、今一度立ち止まって、自分自身が有意義と思えることにお金をどんどん使っていったり、人に投資をしていきましょうという著者の主張には、ハッとさせられるものがありました。

    なぜなら、自分自身にとって有意義なお金の使い方だな~とは思いながらも、資産が減少してしまうとの思いから躊躇し、その一歩を踏み出せていないことがいくらでもあるからです。

    また、本書ですごく気づきを得られたのが、「寄付」についての考え方でした。
    寄付をした場合には、確定申告をする時に寄付金控除を受けることができ、私もふるさと納税を毎年行っているので、当然、寄付金控除を受けています。
    ですが、寄付金控除を受けることにより、「国に税金の使い道を指定できる」との著者の考えは全くなかったので、目から鱗が落ちる思いがしました。

    今年の正月に発生した能登半島地震で受けた被害の復興のため、また、被災者の支援のため、妻と二人で話し合い、負担限度額を超えて寄付をすることにしました。
    自己満足でもいいじゃないか。そんな著者の声にも押されながら。

    令和6年1月1日に著者は闘病の末、お亡くなりになりました。
    著者のご冥福をお祈り申し上げます。

  • いい年になり
    会社人生も先が見えそうで
    老後の心配もあって
    手に取った本

    テクニックでもニュアルでもなく
    どちらかというと人生論かな?

    お金はあった方がいいけど
    お金持ちが目的ではない

    分かってるけど難しい
    今を満足して楽しむことが
    人と比べないことも

  • お金の減らし方。そもそも、お金とは?お金は目的ではなく、道具。この思考が難しい。そんな中、もう50で、この役職なら、そんなに会社の顔色見なくてもいー、という言葉、腹落ちした。自分のために生きるため、お金を使っていきたい。

  • うーん。総論的な話が多く、あまり印書に残らなかった。

  • 【読書メモ】
    老後のためにお金を増やす方法、減らす方法を解説している投資本

    投資本もそろそろ減らす話が出てくる時代になったものだと感慨深い
    なお、タイトルは賢い減らし方とあるものの、増やし方が半分
    残りの半分も、好きなことや思い出、人、価値に使って減らすなど漠然とした内容
    使い道はわかるが、どうやって資産を現金化するのか、90歳までに使い切るための戦略など具体的な話がないのは残念
    大筋は納得できるけど……

    【参考図書等】
    ・中野信子、ヤマザキマリ「生贄探し一暴走をする脳」
    ・ブロニーウェア「死ぬ瞬間の5つの後悔」
    ・森博嗣「お金の減らし方」

    【参考になった点】
    ・経営者がリスクを取って事業を行うのと、投資家がリスクを取って投資をするのは同じこと
    ・年金収入は安定、過剰な心配は不要、介護は1人600万円ぐらいでないとかなる
    ・グローバル分散投信の積立
    ・会社を応援するため株を買うより、商品・サービスを買うのが一番の応援→応援と投資は別と考える
    ・「お金がない」という言い訳は、そのことに興味がないということ
    ・経営者視点といわれても、権限なし給料なしではなんともならない
    ・資格は何かをするための手段、目的ではない
    ・民間の医療保険は無意味
    ・お金より時間が大事
    ・健康が失われないうちにお金を使う

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著者プロフィール

経済コラムニスト/㈱オフィス・リベルタス代表
1952年、大阪府生まれ。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年まで勤務し、2012年に独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプランニングに関する講演・研修・執筆活動を行なっている。『定年前、しなくていい5つのこと』『お金の賢い減らし方』(ともに光文社新書)、『知らないと損する年金の真実』(ワニブックスPLUS新書)など、著書多数。

「2023年 『50歳からやってはいけないお金のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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