星降る宿の恵みごはん 山菜料理でデトックスを (光文社文庫 Cお 60-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334100407

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  • 福島が舞台。
    私も地元が福島なので方言は何となく分かるなーと親近感。
    デトックス大事です。

  • 旅という非日常の体験がデトックスになるのは、旅が好きな方なら頷ける感覚ではなかろうか。
    自分もストレス発散、心のデトックスのために一人旅に向かうことも。
    しかも、旅先でデトックス効果も期待できる山菜料理や森の木漏れ日に香りに「出合える」のだから最高だ。
    リストラで荒んだ心体にはさぞ染み入ったに違いない。
    「出会えた」のは物ばかりではないのだが、それはさておき。

    心身共にボロボロになっていたまひろが、子供時代に10日間だけ過ごしたことのある福島の只見の旅館にて、癒されたり他のお客様のちょっとした謎に関わったりするお話。
    その都度おいしそうな料理が出てくるし、只見の風景も描写されているので、読んでいるこちらも只見へ小旅行している気になれた。
    読んでいてお腹すいてくるのは仕方ないとして。

    ちょっとした謎解きは植物絡みがメイン。
    探偵役は旅館の料理人兼若旦那。
    特にもみじ天ぷらとコチョウランの話が印象的だった。
    ただ彼とまひろの間にも実はちょっとした謎があって……これは作中にちょっとずつ伏線がはられていて、答え合わせはラストにどーんと。
    ラストはね、もうヘタレめとは思っちゃったけど。
    望みが、低すぎるのよ……そこが可愛くもあるか。

    旅の醍醐味も十分感じられつつ、日常ミステリも堪能できる素敵な作品だった。
    謎解きはほろっと泣けるのもあって、感情揺さぶられる点もデトックスに。
    読んでいるこちらも癒されました。

    取り敢えず、自分も味噌汁党に入党したい。
    そして元上司はぶん殴ってもいいと思います、はい。

  • 旅先を別の場所に選んでいたら、何も変わらなかった?まひろの未来に幸あれ。

  • 山菜の天ぷらいいなぁーーー!食べたい…

  • 飯食いたい

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著者プロフィール

福島県在住。「ようこそ仙界! 鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉を受賞してデビュー。「後宮の検屍妃」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉〈読者賞〉をダブル受賞。

「2023年 『後宮の検屍女官5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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