前田利家 下 新装版 (光文社文庫 と 4-30 光文社時代小説文庫)

著者 : 戸部新十郎

• 光文社 (2001年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[相模守さんの感想 · 2021年4月11日]

天下を覆う智略も武略もないが秀吉や勝家が認めた篤実な性格で天下の信を得る。秀吉の死後政権の中で分裂してゆく三成率いる奉行派、清正率いる武断派、最高実力者家康の三つ巴の中最後の力を振り絞って調停に奔走するが利家を病魔が忍び寄る。

[kiyosiさんの感想 · 2009年11月15日]

利家は朋友秀吉を擁し、天下統一を目指して戦乱の世を東奔西走する。「天下は武威によって興り、興った天下は文化によって成り立つ」と信じ、北陸を平定するや、加賀の地に百万石文化の礎を築く。秀吉亡き後の豊家を一身に背負い、家康の野望を挫くべく屹然と立つ利家。その前田家を身を以って守る愛妻まつとの生涯を描く、壮大な歴史ロマン大作。

[緑木さんの感想 · 2006年11月15日]

天下統一を目指す盟友豊臣秀吉の下での利家。
そして妻まつと加賀百万石の礎を築く道のり。
注目です！！

[はくりゅうさんの感想 · 2006年10月22日]

利家は朋友秀吉を擁し、天下統一を目指して戦乱の世を東奔西走する。「天下は武威によって興り、興った天下は文化によって成り立つ」と信じ、北陸を平定するや、加賀の地に百万石文化の礎を築く。秀吉亡き後の豊家を一身に背負い、家康の野望を挫くべく屹然と立つ利家。その前田家を身を以って守る愛妻まつとの生涯を描く、壮大な歴史ロマン大作。