奴に手錠を… (光文社文庫)

著者 : 大藪春彦

• 光文社 (2005年6月14日発売)

感想・レビュー・書評

[hamukatsuさんの感想 · 2013年2月4日]

銃の描写や食べ物のシーンが細かく書かれている。
内容ももちろん良い。

[シンヤヨシユキさんの感想 · 2009年5月7日]

ヨーロッパ特にドイツ・オランダ・フランスあたりを舞台に主人公が駆け巡るストーリー。
黒豹の鎮魂歌のヨーロッパ描写と二重の味わいと思えるところが、作者の筆達者のところなのだろうか。
ガン・自動車・女・メシとスピード感ある展開で楽しめる作品。
ますます映画のようなタッチに磨きがかかっているように感じられるのは、
自分の脳が、大藪作品モードに切り替わってきた制かもしれない。

著者プロフィール

1935年香川県出身。早大在学中に『野獣死すべし』を発表、鮮烈なるデビューを飾る。その後、『蘇える金狼』『汚れた英雄』など、数多くの名作を生み出す。1996年没。

「2019年 『蘇える金狼　完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」