ka-oさんの感想
2022年8月15日
「誇り高き動物たちの闘いを描ききる感動作」5編が収録されています。 犬と犬の「北の叫び」、馬と人間の「青のいた国」、猪と犬の「強者たち」、鯉と鷺の「心字池」、兎と肉食獣の「明日のナポレオン」ですが、「動物本来が有する自営本能や闘争心等に焦点が当てられて」た「非常な世界」を描いています。 「強者たち」の中に「一生懸命に生きようとしている獣が、人間を見て、罪もないのに怯える」姿を見て、胸が痛みハンターをやめるというくだりがありますが、考えさせられるものがあります。