マジカル・ドロップス (光文社文庫 か 49-1)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746971

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  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/552869

  • 42歳が15歳に若返れるドロップを手に入れたお話。特別大事件なども起きず話は淡々と進む。主婦だけど青春時代をやり直したい人のための2時間ドラマ向けストーリー。

  • 普通の主婦のナオさんがタイムカプセルに入っていたドロップを食べるとびっくり15歳に変身。メルモちゃんみたいな感じかな?息子のバンドのメンバーになって一緒に青春する姿がなんだかかわいい。15歳の姿でおばちゃんみたいなこと言うのがなんかくすっときて面白かったです。お母さんだって私たちと同じようにしょうもないことに笑ったり真剣に練習したことがあるんだよなーと思うと親近感が湧くけど、子供ながらの親との距離感の詰め方がわからない感じもよくわかる。要くんも茜ちゃんもいい子だと思う。ほんわかした。
    h29.6.21

  • ファンタジー。
    ただ、リアリティはないので、本当にファンタジーだと思って読み進める感じ。

    だいたい先は読めるので、青春の瑞々しさを味わいながら、過ぎ去りし日に思いを馳せました。

    ちょっとご都合主義なので、そこをどう捉えるか。割り切れたら、それはそれでおもしろいです。

    でも、家族にバレるとは思わなかったなぁ。
    そのあたりも、ちょっと。。

    バンド活動の一連の流れは、これまたご都合主義だけで

  • 家庭を持つ主婦が、ドロップをなめて学生時代の自分の姿になってしまうという話。
    2014/7/27

  • 戻れたら…と思うことはある。
    でもこれまでがあっての今の自分なわけで。

    とはいえ、やっぱり戻れたらどうするかって考えちゃったりして。
    それが人生ってやつなんだよね。

  • 27年前にクラスメイトと埋めたタイプカプセルに入っていたドロップを舐めると、15歳の頃の自分に若返ってしまい…。

    こーゆー魔法モノ、昔から結構好き。

    キャンディを舐めて変身!なんてメルモちゃん以来よ。

    なんだか甘酸っぱくてドロップ味な読み物でした。

  • 私は樋口菜穂子四十二歳。夫とはすれ違い、息子や娘には無視される、ちょっとくたびれた主婦だ。
    ところが、二十七年前に埋めたタイムカプセルに入ってた缶入りドロップを舐めて、びっくり!十五歳の頃の自分に若返ってしまって…。
    効果は一粒、二時間十七分。女子高生ナオに変身した私が挑戦したのは―。
    ユーモラスで温かく、ちょっぴり切ない、異色青春小説。


    前回読んだ小説で「ありえない話」がちょっと面白く
    楽しめたので買ってみました。
    ドロップをなめると2時間17分限りの15歳に戻り、
    若い頃に出来なかったこと、夢を追いかけるナオの姿は
    読んでいてワクワクしました。

    いつかNHKっぽいとこでドラマ化されそうな・・・。

  • とてもスカッとする。すべては善意のままに進む。
    すべての不快さを払拭していて、物足りなくさえもある。

    「ラノベですよ」って言われると納得しちゃうカンジくらい。でも、ラノベのように文章や物語が破綻してないから、安心して読めるんだけど。


    中学卒業のとき、友人がタイムカプセルにサクマドロップを入るんだけど、その友人は高校生になる前に事故死してしまう。
    それから27年してタイムカプセルが掘り起こされて、そのドロップを舐めた主人公は高校生の姿に。そんで、高校生の時にできなかったことをいろいろと体験して、、、まぁ、そんな痛快娯楽小説的な物語。

  • 42歳のおばさん樋口菜穂子が、タイムカプセルに埋めてたドロップをなめると15歳にもどる話。バンドで、ボーカルを務める話。どんどんその世界に引き込まれた。

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著者プロフィール

風野潮
大阪府生まれ。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビート・キッズ』でデビュー。同作で、第36回野間児童文芸新人賞と第9回椋鳩十児童文学賞を受賞する。ほかの作品に『ビート・キッズⅡ』、「氷の上のプリンセス」シリーズ(ともに講談社)、『ゲンタ!』(ほるぷ出版)、『歌う樹の星』(ポプラ社)など多数ある。日本文藝家協会、日本児童文芸家協会会員。「プレアデス」同人。

「2023年 『ペンタとニック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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