ご存じ遠山桜: ふたり金四郎大暴れ! (光文社文庫 な 20-16 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748623

感想・レビュー・書評

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  • とってもライトな遠山の金さん。
    桜吹雪の遊び人と町奉行が別人だったら、という設定を、軽い文体でどんどん読ませていく。完全なる勧善懲悪。
    遊び人金次の活躍が爽快。お白洲でもチャンバラでも活き活きと動く筆致は見事。反面、お奉行の威厳をもう少し感じたかったかも?

    遊び人の金次が頭も切れる腕っぷしも負けなしの超人すぎるのでは、とか、よりによってお奉行も一世一代の大事な日にそーんなことで入れ替わりなんてしないでしょうよ、とかとか。細かいこと言ったら気になることだらけなんだけど、そんなツッコミは野暮というもの。とにかく話の筋を楽しませる楽しい一冊でした

  • 一気に読み終わりました。
    やっぱり、この人の小説は読みやすい。
    エンターテイメントだと感じます。悪役として鳥居耀蔵が出てくるのですが、宮城賢秀『妖怪犯科帳』シリーズも読んでいたので、そのギャップが非常に面白かった。
    宮城賢秀『妖怪犯科帳』のほうでは、非常に賢い役で出てくるんですよね。
    まあ、前任ではないですが、自分なりの正義を通している感じで。

    TVでみる金さんもいいですが、この金さん(たち)も非常によい!

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著者プロフィール

1955年山形県生まれ。集英社コバルト文庫で作家デビュー。人気シリーズ『修羅之介斬魔劍』を始め、時代小説や現代アクション、官能物、漫画原作など、ジャンルに拘わらず幅広く活躍中。近著に『あやかし小町 大江戸怪異事件帳 どくろ舞』『若殿はつらいよ 邪神艶戯』などがある。

「2020年 『【文芸社文庫】 殺されざる者 THE SURVIVOR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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