- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334765545
感想・レビュー・書評
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ブログ、Facebook、twitterなど、ネット上で発信するものへの危機管理って大事ですよね。一度ネットに載せたらほぼ永遠に残ってしまう。そういった危機感が無い子供には、「自宅のドアの外に貼り出してもかまわない内容の文章や写真でなければネットに載せない」と教えるのが良いと、前にどこかで読みました。
この本は、あるOLが発信していた毒舌ブログが周囲にバレて、針のむしろになってゆくストーリー。ブログで周囲の人々を揶揄していた彼女は最終的に様々なものを失います。主人公の女性には同情出来ない。ネットでも実生活でも自分の言動には気を付けないといけないというメッセージの本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはり本人に全く悪意がないところが問題なのだろうと思います。自分は恵まれた環境にいながら他人を見下す内容をネットに投稿するという行為で無邪気に他人を傷つける事の恐ろしさを感じました。内容は大したものでもないようでも、結局は自分の承認欲求を満たすために他人を利用したことに変わりはない。
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欠かさず読んでいる明野照葉さんの文庫描き下ろしです。
美味しい思いをたくさんして来た主人公の日和(ひより)が毒舌ブログを始めた事によって次々と不幸な目に合う転落人生を描いた物語。
当然、そこには、恨み・妬みが存在しています。 日和の周りの人々の行動も不快ですが、全ては世間知らずで人の気持ちに寄り添えない本人が招いたものである事は言うまでもありません。
途中で犯人はわかってしまったけれど飽きずに最後まで読める所は明野さんの持つ一種独特の雰囲気だと思います。
次作も楽しみです。 -
創業者の孫で文具メーカーで働く恵まれた三十歳の日和が、盛り上げる為に身近な人たちを誇張した毒舌ブログを運営していることから、誰かに陥れられ始める。毒舌としつつも悪意の一切ないようなブログが印象的で、能天気で頭の悪そうな文章ではあったけれど、浅い読み方だからか殊更に日和を嫌う感情には寄り添えなかった。
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後味悪い。ネット社会で陥るトラブル。人間の「嫌い」という感情ほどエネルギーの強いものは無いのかも。
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恵まれたお嬢様主人公の密かな趣味は、自分の周りの人達を誇張した毒舌ブログ。
自分はついている!っと思ったていたのに、ある時を境に落ちていく落ちていく!!
急下降ぶりがスゴイ!
ネットって怖いピヨ〜(>ω<、) -
すごく怖かったー。
途中からは続きが気になって気になってやめられない、イッキ読みでした。
最初から最後まで日和にはイライラしっぱなし。
ピヨピヨブログの言葉の使い方にイライラ、運が良いことをひけらかすのにもイライラ、そんなネーミングじゃバレバレなのにもイライラ、世間知らずというかなんというか、、みんなに言われたとおり馬鹿なんだよなー。
だけど、けっこうリアリティがあったので、ホント読んでて怖くなりました。 -
毒舌っていうより、ただの人の悪口ブログかと・・・。
主人公の性格が悪すぎるのと、ブログの文章がひたすら気持ち悪い……まぁ、自業自得ですね。 -
2015.1.11-2
ネットの怖さはよく書かれているし、女の心情としては分からないでもないけれど、前半が少々退屈。 -
暗い気分になりたいなら、どうぞ。
嫌な気持ちが残る。早く次読もう。