ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫 や 24-18)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334772093

感想・レビュー・書評

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  • こんなに素敵な甘味処で、日常のなかの偶然出来た隙間時間を、一人で過ごせたら良いのに。
    優しい甘さの和菓子たちとシンプルな焼きそば、そして味噌おでん。
    小さな町の目立たない稲荷神社の美味しい水で、大事な人にコーヒーをいれてあげる。とか。
    町内のこじんまりとした夏祭りでぶたぶたが腕を振るったお好み焼きを頬張る。とか。
    ピンクの布を貼り付けた腕で、少し苦味のあるお茶をご馳走してもらう。とか。
    行きたい、というより住みたい。

  • ■書名

    書名:ぶたぶたの甘いもの
    著者:矢崎 存美 (著)

    ■感想

    短編連作・・・ではなく短編集ですね。
    それぞれの話しは独立しています。
    ぶたぶたさんの短編集だと、どの人物も必ずぶたぶたさんに驚く描写が
    あるので、どうしても冗長に感じてしまう部分があるかな。
    しつこいな~と思ったりもします。
    物語上、仕方ないといえば仕方ないのですが、ぶたぶたさん目線とかも
    あると面白いんですけどね。
    毎回主人公目線だから、ぶたぶたさん目線のぶたぶたさんも読んでみたい
    な~(どこかに既にあるのかな??)

    今回はぶたぶたさんが和菓子屋さんになって、物語の主人公たちに関わって
    行くお話です。
    ほのぼのして、くすっと笑えるようなお話、それでいて優しく一歩を踏み出せる
    ような話しがあり、楽しく読めました。

    本当に読みやすいシリーズなので、気が向いたときにこうやって気軽に読める
    のはありがたいです。

    ミステリーとかだと、「さあ、読むか!」と少し準備が必要なのですが、これは
    そういう準備なく読めます。しかも、あまり暗い物語は出てこないので、
    気持ちが落ち込むことも少ないです。

    惜しむらくは軽いが故に、何度も読み貸すということもないかな?という
    部分かな~
    まあ、本当に気に入ったの以外、小説ってほとんど読み返さないけど。

  • ぶたぶたシリーズを久々に読みました。読後はほのぼのした気分になれます。

  • やっぱりどれも美味しそうで、和菓子が久し振りに食べたくなりました!
    湧き水で入れたお茶やコーヒーも美味しそうだなぁ
    少し疲れた時に神社によって、帰りに甘味処って最高の組み合わせ!なにより、ぶたぶたさんがいるし…!

  • あっちゃんが貸してくれて、区役所での待ち時間で読了。

  • 和菓子処店主なぶたぶたの巻。胡麻団子に具なし焼きそば、味噌おでん、海苔団子やクレープ風な屋台のお好み焼き、栗きんとん等羅列された食べ物が華やか。似た人が知人だとぶたぶたに人違いされる話が少し不思議風で新鮮。幼稚園の野点茶会の話が可愛くてすき。文章が軟体すぎて逆に疲れたりしたけれど後半は慣れた。

  • 今回は和菓子屋さん。栗きんとんのお話にほろり。どんな明日が来てもいいように、今日をちゃんと生きようって気持ちになれました。甘味処のお雑煮って敷居高くてなかなか食べれないけど、今度機会があった時は逃さず食べる!

  • 今回は和菓子屋さん

  • ぬいぐるみオーナーぶたぶたさんが開く和菓子処しみずは春夏秋冬、心になんとなく不安をかかえた客達においしさと共に安心を与え、心を一休みさせてくれる。和菓子におでん、焼きそば、お好み焼き。決して豪華でないが、丁寧に作られた絶品の味

  • シリーズ第22作は和菓子屋さん。いつもほっこりできます、このシリーズは。

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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