のっぺら: あやかし同心捕物控 (光文社文庫 し 44-5 光文社時代小説文庫 あやかし同心捕物控)
- 光文社 (2018年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334777081
感想・レビュー・書評
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のっぺらぼうの同心の千さん。ほわあんとした妖の世界。
ばらばら死体が見つかるが、ばらばらになってなお生きている。設定がすごいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
突っ込みどころはあるけど、なかなか面白かった。千太郎を囲む人たちがみんなおおらかなのがいい。
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予想以上の大当たりの本!南町奉行所の同心・千太郎はのっぺらぼう。そう、「妖」ののっぺらぼうである。千太郎が下っ引きの伊助、同僚の正悟とともに出会う、妖絡みの事件3つ。楽しい時はとことん楽しく、切ない時はとことんシンミリさせてくれる。千太郎のフンワリした人柄もいい。伊助との初対面のエピソードにホロリ。千太郎の凛とした母、楚々とした人間の妻、無邪気で可愛い娘、伊助も正悟もストーリーを盛り立ててくれる。これは続きも読まなくては!
【あやかし同心】大店のお嬢様が駆け落ち!密告したのは…【ばらばら】バラバラに切断された女性の身体の各部位は生きていた!【へのへのもへじ】正悟が気になる女性の、失踪した夫を探すと… -
江戸時代人間の町方同心と妖狐の間に生まれた子ども“のっぺらぼう”。彼が立派に成長し父の家督を継ぎ江戸の街を守る同心として活躍する江戸市井モノ。
のっぺらぼうの同心を当たり前に受け入れる江戸の人々などゆるい設定でのほほんとした空気が心地よかった。
ほのぼのたのしかったです。
シリーズものらしいので続きも読みたいです。 -
二作目のひょうたんの方が手に入りやすかったので、先に読みました。続いて今作を読みましたが、とっても面白かったです。プッと笑える千さんのメモとしぐさ…。それを取り巻く伊助と正悟のあったかさと面白さ。今回は小春ちゃんの話もかわいすぎ。さらにその話の千さんが、もうたまらない!
早く続きがでないかなぁ。