おとろし屏風: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社文庫 し 44-8 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334778378

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ⑤前作で怨霊があらわれ、どうなることかと思いつつ読んだ。るいちゃん、さすがです。

  • ぬりかべの娘の五作目。

    前作から続いている、九十九字屋のあるじ冬悟のお話。
    母を取り殺した女の怨念、それを冬悟のせいだと言う兄、周音。
    前のあるじキヨも登場(?)して、
    女の気持ちを、冬悟の過去、ナツの疑問を解きほぐしていく。

    シリーズの山場ともいえるお話だが、
    ナツが亡霊につきまとわれるところから、
    するりとそのお話に入っていくところが良かった。
    ナツ自身、ぬりかべになってしまった父親のせいで苦労もしているのに、
    心根の良さといういか、優しさが出ていて。

    イメージを押しつけられる気がして、あまり表紙絵は見ないのだが、
    ぬりかべのおとっつあんが酔いつぶれているのは、微笑ましかった。
    人の姿で。

  • 話も練り込んであって、とても面白かった。あやかし同心シリーズもですが、霜島さんの時代物って本当に面白い。それ以外の本の表紙はライトノベルっぽいので、読んでいないのですが。

  • 解決編。るいのある意味能天気なところが、この話の主幹だろうと思わせます。

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