SCS ストーカー犯罪対策室 (下) (光文社文庫 い 46-7)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779603

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  • 五十嵐貴久『SCS ストーカー犯罪対策室 (下)』光文社文庫。

    白井有梨にまとわりつくストーカーの正体が明らかになる下巻。急展開と結末には多少の不満を感じる。

    新品川署ストーカー犯罪対策室に所属する白井有梨らが取り扱う様々なストーカー事案。最近は変な奴等が増えており、身近に同様の事件が起きても不思議ではない。

    最凶最悪のストーカー『リカ』のような雰囲気もあるが、『リカ』ほどは恐くはない。

    本体価格720円
    ★★★

  • 白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、「S」からのメールは止まらなかった。死んだのは「S」ではなかったのか!?依然正体のわからない「S」は、いったい何者なのか?新たにSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが…。衝撃の真相まで一気読み!!

  • 新たな配属刑事。
    次々と起きるストーカー犯罪事件。
    怖いな…と思いつつも、有梨に忍び寄る影にビクビク
    上巻からの違和感が徐々に明らかになるドキドキ感
    上巻から続く伏線に悩む
    一気に解決かと思ったら、さらに意外な真相が
    面白かったです。

  • 主人公はストーカー犯罪対策室の女刑事。
    上巻からの続きで、短編4話構成。
    1話づつが短く読みやすい。
    最終話が主人公に対してのストーカーの真相に迫るのだが、結末がなかなか面白い。

  • Sの正体は下巻の途中から想像していた通りだったけれど、流石に動悸までは分からなかった。
    ボリュームが大きい作品で、各短編を通して大騒ぎした割には中途半端な結末でした。

  • 終わりのない恐怖、臨場感溢れる展開に目が離せない作品でした。

    SCS内のメンバーをそれぞれに疑い、伏線がないか一字一句見落としがないように読んで行き、ネタバレの少し手前で「S」の正体が解った物の、その動機や裏に潜んでいた事実や過去を知った時、更に恐ろしさが倍増しました。

    最終話では全てのピースがピタリと納まりスッキリ!

    しかしホッとしたのもつかのまラスト数行で再びゾワリ… 。

    終わりのないストーカーの気配を感じゾッとさせられました。
    怖かったです。

  • 白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、「S」からのメールは止まらなかった。死んだのは「S」ではなかったのか!?依然正体のわからない「S」は、いったい何者なのか?新たにSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが…。

  • 読むのを止められないぐらい面白かった。

    犯人はいったい誰なのかとハラハラしながら読み進めた。
    久美だったか、、、と。怖かった。

    最後のシーン。
    SもXも久美だったと分かったのに、、、
    全て解決したと思ったのに、、、
    有梨のもとに来た一通のメールに底のない恐怖。

  • 一概にストーカーといっても様々なパターンがある事をこの本を通じて知ることができた。1つ1つの事件を解決していく中で、主人のストーカーについてのストーリー展開があり次はどうなるんだろう?と次を期待させるような文章構成でとても読みやすかった。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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