- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334786083
作品紹介・あらすじ
国民の97%が「幸福」と答える国、ブータン。ヒマラヤ奥地にあるこの小さな王国は、GNH(国民総幸福量)を指針に国づくりを進めてきました。伝統文化を守り、近代化を急がず、自然環境を大切にする。そして「自分の幸せよりもみんなの幸せ」というチベット仏教の教え-。経済成長のなかで日本人が失った大事なものが、この国でみつかるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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ブータンについて知りたくて読書。
国王夫妻の来日以降、注目されているブータン。読みながら北朝鮮とブータンの違いについて考えた。
人口規模はおよそ25分の1と一概に比較は難しいが、観光客は自由に移動できない。あらゆる点に非常に制限があるなど制限がある点は類似している。
自由は大きく制限されており、不自由な面はあるが、柱となる文化(ブータンではチベット仏教)があり、生命の危機がなければ、どの国でも幸福に感じることができるのかもしれない。
北朝鮮も参考にする点はあるのではないかと思うが、今からの大幅な修正は難しいのかも。
日本は物質は豊かな先進成熟国家であるが、大切な何かを喪失しているのかもしれない。しかし、今さらブータンの生活には戻れないが、幸福度を向上させる学びはあるのかもしれない。
戦後の占領政策で、神道なり仏教なりが否定されて生活から切り離されてしまった弊害が徐々に現れているようにも感じる。
国の幸せの基本は家庭の幸せだよ、と国王は言いました(p204)
当たり前のことだけど、意外と重くズシンと感じる言葉。
読書時間:約45分 -
国民の幸福度が90%以上のブータン王国。文明はまだ発展していなくて、自然しかないが、大家族で暮らし村人同士がしりあい。外見が日本人とかわらなく、日本の大学へ留学する人もいて、日本人へはいいイメージをもつ。
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ブータンの幸福度が高い理由と思うもの
・「幸福度」を高めることを目的に政治を行う
・国民が国王を慕っている。
・経済発展することが幸福度を上げることではない。
建築も服装も伝統文化を守ること、森を守ること。
木も資源も売らない。水力発電電力外販が大部分。
文化を守れば街中観光地。新たに観光地を作る必要もない。
・老人ホームも孤児もホームレスもいない。大家族が当たり前。 -
幸福の国として注目されているブータンの人達の生き方・知恵が紹介されています。
読むほどに便利=幸福、お金=幸福ではないんだなあということがしみじみと感じさせれます。
ブータンにも近代化による問題も全くないわけではないけど、幸せと感じる生き方を個人ではなく国が目指しているという姿勢はとても素晴らしいですね。
確かに、重いなぁ。
確かに、重いなぁ。
コメント有り難うございます。返事が遅くなりました。
北朝鮮とブータンの共通点、そして、違いはなんだろうと思います。
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コメント有り難うございます。返事が遅くなりました。
北朝鮮とブータンの共通点、そして、違いはなんだろうと思います。
幸せのものさしについて考えますね。