ウェンディのあやまち (光文社文庫 み 45-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334791537

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  • 心理学的要素、ネグレクト等を巧みに盛り込んだ社会派ミステリー。この手の事件は枚挙に遑がないが、3人の女性の視点で描かれる展開の妙、目を背けたくなる描写が逆に母性(父性)を掻き立てて怒りがこみ上げる。終い方が好き!

  • 騙されないよう騙されないよう読んでいたつもりが、簡単に騙されていた。
    バラバラに描かれる恋愛の中に散見する、幼児虐待の話から、物語は発展して行く。
    ウェンディは誰なのか?というのが本筋だと思うが、ウェンディの過ちを誰も正すことができないというのは、なんとも救いがない。それでも後味は悪くないのだから不思議だ。

  • 本当にこういう人間が事件を起こすのだろうなと思う。自分は悪くないと言い張る様がどうにもリアルで胸糞悪くなる。逮捕されてなお分からないところとか。離婚した夫がいたとはいえ、自分も恋愛にかまけて子どもを蔑ろにしていたくせに「成人が同じ目に遭わされたら」とか考える千里にも釈然としない。他人事なの!?割と同じ穴の狢では?

  • 大人になれない子供を描いた残酷すぎるストーリー。理解できず、怒りが込み上げ、最後は最後でしっくりこない。
    我が子を大事にしたい。

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