あるミアタリの女 監察の神

著者 :
  • 光文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334912024

感想・レビュー・書評

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  • 著者初読。警察内部の調査をする監察係から見た、二人の女性のお話。どちらも倒叙形式ですが、監察係の神と西岡二人のただ鋭いだけではない、寄り添いながらも相手を落としていく駆け引きをドキドキしながら読み進めました。交渉人の女に関しては、警察官なのにそんな私情で!と腹立たしさをも感じましたが、見当り捜査員の女に関しては徐々に予想がつくとはいえ、読んでいて痛々しく哀しくなりました。彼女たちも弱さを持った一人の人間です。それでも警察官である以上、もっと強くあって欲しかった。さらりと読めましたが大きな余韻が残りました。

  • 雰囲気で言えば「相棒」のよう。
    話の内容とは関係ないけど、見当たり捜査は近い将来AIに移行していくのでしょうね。

  • 2018_02_28-023

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    大切なモノを喪う哀切に心揺さぶられる、警察小説の傑作誕生!

  • 警察内部の不祥事や服務規程違反を調査し、処分の検討をする監察係所属の神と西岡京子の監察官コンビは、ある事件に見当たり捜査員の女性が関わっていると密告を受けるのだが……「あるミアタリの女」。女たちの哀しき秘密に慟哭する、警察小説ミステリーの傑作!

  • 前作「監察の神」は未読。どうも主要登場人物はつながっているようだ。この本には中編2作が収められている。どちらも主人公は捜査員。片や交渉人、片や見当たり捜査員。
    あたかも2時間ドラマのようなストーリー。気楽に読むにはいい。
    ゲラを電子書籍の形式で配信してくれるというのは便利。いい時代になったものだ。

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