怨霊診断

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334912420

感想・レビュー・書評

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  • タイトルはあまり上手くないし
    犯人は探さないのか…とか思いつつ
    まぁ面白く読んだ。

  • 彼氏が投稿しているオカルト系動画に出演することになった美希。動画内で霊感の有無を調べるためのテストを行っていると、不意に全く知らない家に迷い込む。恐怖しながらも、テストを続行しているとそこには凄惨な死体が多く転がっていた。 *** 今回もおどろおどろしいタイトルと表紙ではあるが、こちらの作品はややエンターテイメント性の高い作品という印象。いつもの陰惨で不気味でどことなく不快な雰囲気はあったが、キャラクター設定がかなり濃い目。癖のある登場人物が多い。この作者にしてはかなり珍しい作風なのでは?怪異を打ち負かすというようなシーンが出てきたりするので、徐々に追い詰められる恐怖、回避できない絶対的な死が好きな人はちょっと肩透かしを食らうかも。でも、私はこの作品は割と好きである。明確な除霊というシーンが出てきたのも、おっと思った。しかし、怖いところは怖いし不快なシーンはしっかり不快なのでそこは覚悟して読んでほしい。また、実際に起こった事件を思わせる(あの事件をベースにしているとおもわれる)その事件自体が苦手な人はやや注意。私も実際一番胸に来たのはその事件を思わせる話の詳細シーンだった。小説本体も怖かったが、すべてが終わったと思った後のエピローグが一番怖かった。このエピローグだけで一本小説が書けそう。もしこのメンバーでもう一本出すならぜひこのエピローグをもうちょっと掘り下げてほしい。

  • 軽い気持ちから始めた「霊感診断」。そこから始まる恐怖を描いたオーソドックスなホラー。軽い読み口ながらしっかり怖くて、スリリングな読み心地です。つくづくこういうの、面白そうだからって手を出してはいけないなあ。
    霊が何を訴えているのか、という謎解き要素もあり、霊の境遇もあまりに可哀想なので、それなりに救われる物語になるのかな、って思ってたけど。問題はそこだけじゃなかったのか……。とりあえず、自分には霊感なんてかけらもあると思ったことはないのでほっとしました(笑)。ホラーは好きだけれど、実話的な恐怖に触れに行くのはやめておこう!

  • この作者のは全部読んでいる.ぶっ飛んだ設定とグロが絶妙のバランス.

  • 平成31年1月4日読了

  • ネットでよく見る心霊テスト「霊感診断」。元カレの頼みで、ネット配信動画のためにテストを受けた未希は、想像の中で血まみれの死体が何体も転がる見知らぬ家を訪れるはめに。以来毎夜、家族皆殺しの夢を見ることになった……。新鋭全開、目眩く恐怖譚!

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著者プロフィール

最東対地 Taichi Saito
1980年5月9日生まれ。大阪府在住。2013年より執筆活動を開始し、同年にホラーブログ『最東対地の嗤う壷』を開設する。2016年、第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した『夜葬』がヒット作となる。その後、異形が迫りくるスリラー系作品を数多く上梓。近著に『ふたりかくれんぼ』、他著に『怨霊診断』、『異世怪症候群』、『カイタン 怪談師りん』などがある。近年は怪談イベントで自ら怪談語りなどもする。

「2022年 『恐怖ファイル 不怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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