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- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334914851
感想・レビュー・書評
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2022/10/29読了
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新本格初期のスローガンに「読みたい小説がないから自分で書く」というのがあったけれど、良くも悪くもそれに殉じたという感じだろうか。収録作の半分ほどがパスティーシュに分類されるもので、自前の探偵とかどうでもよかったんだろうね。何より作者が楽しんでいることが伝わってくる。返す返すも早逝が惜しまれる。これを機に、加賀美氏の作品が手軽に読めるようになれば嬉しいのだが。
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光文社の新人発掘プロジェクト[Kappa-One]第一期4人のデビュー20周年を記念した企画の一冊。加賀美雅之は2002年、『双月城の惨劇』で長編デビュー。該博な知識と驚きに満ちたトリック設計、ゴシック・ミステリの香気をたたえた筆致で独自の地位を築くも、2013年に逝去した。デビュー20周年に際して、未収録だった中短編10作をすべて収載してその筆業を回顧する。巻末解説を二階堂黎人が寄稿。
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