- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334924591
作品紹介・あらすじ
大人じゃないから分かることも、いっぱいある。それぞれの事情を抱える、今どきの優等生でも劣等生でもない少女たちの姿を描く。
感想・レビュー・書評
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【おすすめの人】
人生にちょっと冷めてる人
大人っぽい考え方を持っている人・持ちたい人
【感想】
主人公の女子中学生2人の考え方が面白い本だった。おませさんの都会っ子ってこんな風なのかなって想像して面白い本でした☺️詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
つまらなくはなかったけど個人的には少々退屈であった。恋愛小説はストーリー的な面白さで読ませる作品と物語の登場人物にのっとって自己の恋愛哲学を書き出していくものがあると思うのだけれどこの作品はおそらく後者の方。
非常に個人的な感想になるのだけれど絵麻がとても達観したキャラクターとして描かれていたのだけれどそれが物語に活かされるというよりは作者の恋愛観を語るためだけのように感じたためちょっと好きになれなかった。伊原とかも同じ意味であまりにもリアリティがなくてそれを物語なのだからと言ったらそれまでだけどもう少しどうにかして欲しかった。 -
気持ちは揺れる。
あっちにいったり、こっちにいったり…。
人に影響され、経験によって変化し、こんな気持ちもあったと思い出し苦笑する。
そして、自分にこれでいいのだと言い聞かせ、納得する。
どれもこれも、自分の本心であり、本質なのだ。
自分の本質を表す、水たまりのようなものなのだ。 -
理屈で語れない心理描写、お見事。
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「他人を強く意識することが自意識の強さの鏡映しなのだと理解した」
「つまり、相手を観ていなかったということなのだろう。
そこに写る自分だけを見ていたのだ。自分しか見ていないから、相手に言葉で説明したり、気持ちを伝えることを面倒に感じてしまうのだ」
「他人のことなんわらかない。自分のことだって分かってもらえると思わない。ちゃんと伝えて、知ってもらうだけで、すくわれる」 -
2006.9.30
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清廉で大人びたふたりの女子中学生の話。潔く美しくて、そしてせつない。
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まわりよりも少し大人で、可愛くて、頭も良い中学生女子2人がやっぱり普通にいろいろ悩んでいる姿になんかジンときました。
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中学生・・・?としてはう〜んだけど。伊原くんはいい!