あかね雲の夏

著者 :
  • 光文社
3.50
  • (5)
  • (9)
  • (18)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925192

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ひと夏、家の管理人をする。

     特に事件が起こるわけでもなく、田舎暮らしを満喫していきます。親友の死に傷ついた女の子と次第に交流を深めていく。

     その過程が急ぎすぎず、思い遣りが込められていて、優しい気持ちになりました。

  • 小説らしいいい小説だった。穏やかに始まる序盤の展開から、それほどいいとは思わなかったけれど、そのまま流れる時間と変化がよく描かれていて好感を持ちました。

  • 青年の田舎での一夏の出来事。
    さらりと読める物語です。読了後は爽やかな気分に。

  • 何かあっさりしていた印象です。

    杏子が苦手。

  • 勤めていた旅行代理店が2年でつぶれて、ひょんなことから
    田舎の一軒家の管理を頼まれた青年の物語。
    田舎の人々との交流や訳ありの女子高生との心の通いあいなどが
    書かれている。自分が旅行代理店で働いていたので
    そこだけに興味を持って読んでみた。
    内容はとても面白かった。女子高生が心を開くのかどうかって
    いうのが物語の主軸であった。最後はハッピーエンドだけど
    もう少し先のことまで書いてほしかった。余韻がありすぎる
    終わり方なので星は3つ。でもこの人の他の作品も読みたい。

  • 会社が倒産して、次の仕事を探す気力もなく女の友人の家に居候する主人公が、実家の繋がりで田舎の家の留守番を二ヶ月任される。
    そこで無口でとっつきにくい少女と出会う。村の人や住職、雑用をしている見習いの男などとの、柔らかな交流を通じて、自分の歩む道を心に決めていく。ラストの盛り上がりには欠けるが、ほんの少しじんわりな話。

    星3.5。

  • 夏らしい小説第二弾目を読んでみました。
    図書館でタイトル借りした本なのですが
    この作者さんはちょっと前に
    「メメントモリ」という作品を読んでいたので、面白い偶然。

    内容はかなり夏を満喫できるというか、
    夏は夏でも、ゆったりとした気分になれる。
    それに加えて、周りの人の温かさとか
    主人公の心情とかもちゃんと書いてあるから、
    ゆったりとした気分の中で、
    でも、しっかり考えたい人にオススメ。(分かりにくいな…)

    わたしはすごくいい作品だなぁと思います。
    暑い所で読んでもよし、夜の涼しくて静かな所でよんでも
    夏の何とも言えない、雰囲気が味わえるんじゃないかと思います。

    それにしても前回読んだ「メメントモリ」と今回のこの作品でも
    主人公の性格がすごく似ているなぁ、と思った。
    すごく、やさしいんです、根が。
    さすが同じ作者さんだけはある。

  • 2010年5月21日読了。
    初めて読む作家さん 。
    読みやすかったです。

  • 初めて読む作家さんでしたが、
    のんびりしつつ、すがすがしい というか(へんな表現…)
    気持ちよく読めた作品でした。

  • 2008/12/03

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1977年、愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

「2016年 『雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田栄一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×