ラストボール

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 19
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928773

作品紹介・あらすじ

元高校球児の島野圭一は、高校野球史に残る名勝負の取材中に、預かった日記を奪われてしまう。日記は、12年前に不審死を遂げたライバル校の捕手・中尾がつけていたものだった。もしや、中尾とバッテリーを組んでいた紀田のウイニングショット"二軸スライダー"の投げ方が書かれていたのではないか?宿敵のエース・紀田に敗れて甲子園を逃した苦い記憶を胸に、島野は調査を始めるのだが-。

感想・レビュー・書評

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  • 高校野球ミステリーです。
    実際にありそうな話で、そういうことが出来るのかって思わされました。読んでいる間にドンドンのめり込み、トリックに興味を持てる作品だと思います。

  • 内容紹介

    高校野球界の暗部を炙り出す、野球ミステリーの傑作!

    きっかけは、二十二年前に甲子園で準優勝した正捕手の不審死だった。
    大エースの転落事故、八百長疑惑、そして――。
    "打てなかった魔球"の残像にとらわれ、かつての高校球児がライバルたちの過去に迫る!


    内容(「BOOK」データベースより)

    元高校球児の島野圭一は、高校野球史に残る名勝負の取材中に、預かった日記を奪われてしまう。日記は、12年前に不審死を遂げたライバル校の捕手・中尾がつけていたものだった。もしや、中尾とバッテリーを組んでいた紀田のウイニングショット“二軸スライダー”の投げ方が書かれていたのではないか?宿敵のエース・紀田に敗れて甲子園を逃した苦い記憶を胸に、島野は調査を始めるのだが―。



    調査の結果、超高校級の投手の怪我(中尾がさせた?)、ボールに傷をつけて変化をさせる不正投球等が発覚した。が、自分が打ち取られた場面は、ボール交換後の不正できない球での変化球だった。本当に投げることができたのかもしれない、という可能性を残して終わる。

  • 神奈川の高校野球ファンなら思わずニヤリとする物語。
    該当する事件があったというのではなく、高校や観客の描写がニヤリと。
    高校野球の闇と光をよく描く決意をしたな、と思う。もっとドロドロしているか?望むと望まないとを別にして眩しい光を当てられるので一層闇が濃く見える、そんな世界を。

  • 913.6 カ 登録番号10393

  • 意外性があるわけではないのですが、
    まとまっていて読みやすかったです。
    戻って、日本ミステリー文学大賞をとった作品も
    読んでみようと思います。

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