角栄失脚 歪められた真実 (ペーパーバックス)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334933494

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  • 1972/7/7 田中内閣発足
    8/19 田中キッシンジャー会談
    8/23 田中と桧山丸紅社長と会談
    8/31-9/1 田中ニクソンハワイ会談 #1
    10/24 田中若狭全日空社長の会談
    10/28 全日空トライスターの購入を決定

    #1の会談記録に民間航空機の機種の話はでてこない

    1974 ウォーターゲート事件でニクソンが辞任 その後米国中が清教徒的(潔癖主義)な雰囲気になっていた
    CIA,多国籍企業が攻撃の的となる

    1976/2/4 チャーチ委員会でロッキード事件は幕をあける ロッキード社の海外での航空機売り込みを標的とした

    ロッキード内部資料の誤配の真相
     ロッキード社の監査法人であるアーサー・ヤング会計事務所 ロッキード社は資料を絶対に第三者に渡さないように厳命
     上院からアーサー・ヤング事務所の召喚状 断れば議会侮辱罪、かといって顧客は裏切れない
     そこでアーサー・ヤング事務所の顧問弁護士が委員会に荷物を手渡して、黙って出て行った。ヤング事務所はロッキードに謝罪し、弁護士を避難。どちらの顔もたてた。

    チャーチ委員会は米国政府から完全に独立し、あくまでロッキード社の不正を追求する機関。たなか失脚を狙い、米政府とくんで意図的にスキャンダルを仕掛ける陰謀などなかった

    ロッキード社は倒産の危機にあり、1971/8連邦政府から緊急融資。それが賄賂として使われれば、世論の袋叩きにあう

    外国為替業者 Deak & Co 世界各地の秘密工作資金を調達

    ロッキード社 自分たちを起訴するならCIAに関する国家機密を暴露すると開き直ってすらいる。日本への航空機売り込みで、ロッキード社が代理人として雇ったのがCAIエージェント児玉誉士夫、資金送金を依頼したのがCIAと関係が深いデューク社、ロッキード社に在住していたCIA工作員

    CIAが意図的に田中失脚を狙ってロッキード事件を仕掛けたとしたら、児玉誉士夫やデューク社などが表にでてすまい、彼らにとって自殺行為

    CIAは戦後の自民党に資金援助 巣鴨に入っていた人を利用


    ケイ スガハラ
    GHQのニューディーラーが進めた民主化政策を激しく批判し、共産勢力を助長しただけと断罪している

    初期のジャパンロビーの目的は天皇制の維持
    ハリーカーン、カウフマン


    GHQとジャパンロビーの対立

    GHQno占領政策の転換が、戦後日本の復興につながったことは否定出来ない


    アメリカの田中への評価

    一般的な問題よりも個別な問題、抽象的な問題より具体的な問題を得意とする

  • ロッキード事件ってこんな事件だったんですね。リアルタイムではこの世に存在してなかったんで。アメリカ側の事情を良く描けてたんではないかと。

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