東京煮込み横丁評判記

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975562

感想・レビュー・書評

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  • 煮込みっていうと、もつ煮込みの事ですよね?なんてことを質問するだけで飲み屋通の皆様から総スカンを喰らう事になりそうな今日この頃。煮込みの名店巡りというよりか、煮込みでしみじみ飲むのに良さそうな横町を練り歩いて、その空気をツマミに一杯ひっかけるといった風情でしょうか。
    飲み屋耳年増の僕としては、すっと扉を開けてさりげなく座り、「煮込みとホッピー」とかぼそっとつぶやいて、すっと飲んで去っていくなんてことを自然にできたらいいなあと思いつつ、全くもってそんなことした事も無いのであります。
    この本に出てくる店はどれもこれも一人で入るには勇気が居る店ばかりですが、そんな店にこそ憧れます。
    ちなみに飲み助のアイドル吉田類さんも最後一緒に飲んでいます。僕も吉田さんと飲みに行きたい。

  •  ルート246、おしゃれな通りですね! ルート253のクルージング、裏町散歩も「なかなか」でしょう~(^-^) 坂崎重盛さんの「東京煮込み横丁評判記」(2008.12)、たくさんの「二、コ、ミ、横丁」が紹介されていますw。浅草橋、小岩、新橋、立石、赤羽、北千住、銀座、上野、王子・・・。読んでると「酒場放浪記」の吉田類さん、「おんな酒場放浪記」の万波奈穂さんの気分になったような気がしました(^-^)
     有楽町の「イトシア」は、フランク永井の「雨も愛しや唄ってる 甘いブルース」から取ったと。有楽町で逢う方々、ご存知でしょうかw。坂崎重盛「東京煮込み横丁評判記」、2008.12発行、再読。お世話になった店がてんこ盛りです。単身赴任の時は、夕食を兼ねて、小料理、居酒屋、カラオケスナックなどでゆったりとした時間を。単身赴任を解消してからは、帰宅途中、路地や横丁にちょっと寄り道を。そして、仕事を終えてもしばらくは夕方出かけていましたが、今はコロナ禍云々に関わらず、家呑みを楽しんでしますw。
     大体週に一回、隣の市の図書館に行き帰りにちょこっと昼酒をするのが楽しいひと時になってました。でも、ここ2年はコロナ禍で自粛しています。図書館から家に直帰です。坂崎重盛「東京煮込み横丁評判記」、2008.12発行、再読。居酒屋に関する本ではトップクラスと思いますw。私にとっては、上野、王子、赤羽、大宮は「庭」のようなものです(^-^) 新橋、銀座、浅草、森下・門仲、神楽坂はさしずめ「散歩道」かw。立石、三ノ輪、町屋、一度は行かねばと満を持しています!

  • 9年前の2008年発行の本書、取り上げられた店の中にはグーグルストリートビューでさらっと確認する限り残念ながら閉じられたところもちらりほらりとある模様。けれど不良隠居が歩いて確認した街の雰囲気空気自体は多分今もそう変わるまい。いそいそと陽の高いうちからなぞりたくなる。

  • 考えてみると、なかなか一人で飲み屋さんの戸をあけてはいるのは気おくれがして難しいと思うのですが、よくぞこれだけ歩き回ってますね。この本読みながらグーグルマップ見てみるのも面白い。

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著者プロフィール

坂崎 重盛 (さかざきしげもり)

1942年東京生まれ。千葉大学で造園学・風景計画学を専攻。

横浜市計画局に勤務。退職後、編集者、エッセイストとして活躍。

著書に『神保町「二階世界」巡り 及び其ノ他』『東京煮込み横町評判記』

『季語・歳時記巡礼大全』『名著再会「絵のある」岩波文庫への招待』

『粋人粋筆探訪』『元祖・本家の店めぐり町あるき』。

「THE ALFEE」の坂崎幸之助の叔父。

「2022年 『荷風の庭 庭の荷風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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