女36歳からでもキャリアは作れる

著者 :
  • 光文社
3.69
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本棚登録 : 52
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975814

作品紹介・あらすじ

3人の子供と幼馴染の夫との平凡ながらも幸せな生活は、夫の裏切りで崩壊した。海外赴任から帰国後、1週間で夫が失踪。子供を抱えて上京し再就職をはたした著者は、キャリアアップのための転職を繰り返し、55歳で思いがけず教授となった。著者の強烈な体験を通して考える、女にとって仕事とは、家族とは。

感想・レビュー・書評

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  • 社会人になりたての頃のキャリアがその後にいきてきて教授までになった感じ。

  • 諦めなければ自分の意思のある方向に進んでいけるということ。努力や実力だけではなく、そこには運や縁が必須で、周りの助言には素直になること。自分の世界を打ち破ってくれるものには前向きに刺激を得ること。情報をよく取り入れるようにすること。

  • すごい本でした。
    妻として、母として、社会人として、
    著者の波乱万丈な人生から、女性として、それぞれの立場でのいかに生きるべきか、を学ぶことが出来ます。
    困難が多いにもかかわらず、全てをやり遂げた著者のパワーに圧倒されますが、何かしら自分の問題に当てはめて
    考える事が出来ます。

    仕事や家庭、キャリア構築に悩む女性は特にオススメします。

    読んだらきっと、先生の講義を受けたくなります(笑)

  • 専業主婦からご主人の失踪をきっかけに再度キャリアを構築し成功していった女性の話。
    この世代でここまで来れるのは並大抵のことではないし、ましてプライベートでそんな激変が襲っておりながらも、という点、そしてそれを赤裸々に書いちゃっているというところで尊敬ですね。
    時代の変化も感じるけど、職場の人間関係とかについての悩みって普遍的なんだなぁということにもまた気付かされる一冊です。

  • タイトルが勿体無い。人間関係や心理、キャリアを築くために知っておきたいことが散りばめられている点は良し。
    36歳からとはいえ、新卒時の就職先が有利になったり、必ずしも万人に当てはめられるものではない。
    とはいえ、相当苦労したであろうことをさらっと書いて、「キャリアを築く」ことを軸に話が進むさまに引き込まれ、一気に読めた。

  • 正直、読んでいくのが辛すぎて、途中からは流し読みになってしまいました。相当な苦労をなさったことと察します。「脚本分析」の理論、非常に参考になりました。

  • 先日、スクーリングでプレゼンテーションについての辻先生の授業を
    受けた。
    この本のこと、この本がきっかけでNHKのドラクロワに出ることになった
    ことなどを授業の合間合間に話されてたのでスクーリングが終わって
    から図書館で借りて読んでみた。
    内容もさることながら、授業を受けて少しでも知っているせいか、引き
    込まれるように読めた。
    節目節目で振り返る際に紹介される学術書との照らし合わせが印象
    深い。
    交流分析について自分も調べてみようと思った。

  • すごいバイタリティ!尊敬します。客観的に団塊の世代だし、とか分析されてるのも好感度大。しかし39歳で大手に転職、さらに55歳で教授!(←でも教授って、院にいかなくてもなれるのね~。それもびっくり)勇気をもらえました。私もまだキャリアアップできるのかも?!

    ここからは抜粋
    ●「交流分析」の理論を構築したエリック・バーンは
    人生のシナリオの修正は可能といっている(P6)
    ●キャリアに監視利理論家:ジョン・L・ホランド(米国)職業診断の基本的な理論を作成(P167)~職業にかんして、満足し、自己実現を図ることのできる職業は、その人の幼少期から思春期にかけての環境に大きく影響されている。
    ●ライフ・キャリア・レインボー;人間人生をそれぞれの時期果たすべき8つの役割がある(子供、学生、職業人、配偶者、ホームメイカー(家事担当者)、親、余暇を楽しむ人、市民)ドナルド・E・スーパー(P205)

  • すごかった!怒涛の一気読みをしてしまいました。

    男女雇用機会均等法が施行されるずっと前、大卒で百貨店に勤務し、出産を機に仕事が続けられなくなり退職。その後夫の海外赴任でコスタリカ、マイアミ生活を送るも帰国後夫が失踪。幼い子供3人を抱えた専業主婦が、大学教授の職に就くまでを綴っている。

    とにかく海外赴任、夫の失踪が強烈。何て酷い旦那!偏見と差別に渦巻いた世間!
    波乱万丈な人生で、その過酷さは生半可なものじゃなかったろうな。驚くことは、その行動力。夫に裏切られ子供3人を抱えて専業主婦から職業人へと復帰するのも、何回かの転職を決意するのも、思い立ったらすぐ行動し、実現していく。体力的にも精神的にもボロボロになりながら。そして職場を変えながらも「教育」という一つの軸に定め、キャリアを積み上げていく姿。
    最初は恐る恐るという感じが、仕事をして自信をつけて、どんどんポジティブにエネルギッシュになっていくのが爽快です。海外赴任中、旦那の下で抑圧されて鬱々としていた時期もあったけど、本来はこういう人なんですね。

    ハウツー本より、大学時代の就職指導よりよっぽど役に立ちます。進路指導は成功例ばかり出してもだめ。失敗しても何とか這い上がって頑張ってる人の実例が一番ためになる。特に軸を定めてキャリアアップしていく所は今後働いてく上ですごく参考になる。

    最近すっかり鬱屈した毎日を送ってたけど、明るく軽やかに元気付けてもらった感じ。元気出ます!

  • 海外赴任から帰国後、1週間で旦那さんが失踪。3人の子供を抱えて上京し再就職をはたした著者は、キャリアアップのための転職を繰り返し、55歳で短大の教授に。そこに至るまでをキャリア分析手法なども織り込みながら、著者の体験を通してどうキャリアを作っていったかという本です。公私ともに降りかかる困難をどんなときもプラスの力に変えて、着実にステップアップしてく姿に、なんて前向きで強い人と刺激を受けました。単純ではありますが、背中を押された気分です。今のタイミングで読めてよかった1冊でした。家族を持ちながらも働き続けたい女の人に読んでもらいたい。著者のまっすぐな姿は本当に刺激になるので男性にも読んでほしい。なにより今年社会人3年目となり転機を迎えるであろう同年代の友人たちに。

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