得手に帆あげて 完全版

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334977757

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  • ★自分の個性を生かし、開発・育成することによって、人生を楽しく能率よく暮らせる。
    ・経験だけでは意味がない。そこから理論を導き出さなければ。つまらぬ経験は捨ててしまう。
    ・能ある鷹は爪を誇示せよ。出し惜しみをしてたら変化の速い世の中についていけない。
    ・「得手に帆あげて」生きよ。得意なことをやるべき。
    ・猿も木から落ちる。新しい挑戦に対する失敗であれば良い。チャレンジをすべし。
    ・「観察の目」を持つ。見学ではなく観察すること。
    ・平和の重みを忘れてはならない。

  • 世界に名を轟かす車両製造メーカーの本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏の考えや提言が書かれた一冊。

    15歳でアート商会という会社で車両についての知識を深め、のちに本田技研工業を創業した本田氏のエピソードや考え方は今なお世界で一線を走る源泉はここにあるのだなと感じました。
    あと、数十年前に出版された一冊ですが、当時の日本の国際化に対する視点は非常に鋭く、先見の明を感じました。
    あと平和に対する考え方は今まで意識したことがないもので勉強になりました。

    本書で印象に残った部分として人を大切にする心やいたずらのエピソードが非常にユニークであることなどがあります。
    また、封建的な社会から脱却した時代で資本主体からアイデアの重要性にシフトしていることが提言いた部分も印象に残りました。
    出版当時の世間に対しての世間に対して提言されている項目も多くあり、その中でも現代ではトイレや遊びなどはウォシュレットやテレビゲームの普及により変わってきているとも感じました。

    名著として挙げられていて、非常に重厚な一冊な本書を読んで、人として正しい道を信じて進むことの大切さと個性を大事にして大いに特性を発揮していくことを本書を読みながら何度も感じました。
    また都市を経て読み返したとき新しい発見のある一冊であるとも感じました。

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著者プロフィール

本田技研工業創業者

「2016年 『会社のために働くな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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