林檎の樹の下で(下)日本への帰化編 アップルはいかにして日本に上陸したのか

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334979645

感想・レビュー・書評

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  • (上下巻合わせてのレビューです。)

    アップル(コンピューター)の話なのですが、
    アップルのPCを日本に持ち込んで、広めようとしたときの話。
    ですので、いわゆるアメリカでの(挫折と)成功の物語ではない。
    むしろ、失敗の連続で、物語の終わり方もこれは成功したのか?と感じてしまうような結末。

    それでも、ホリエモンが無名の頃、この本を読んで感化され、
    絶版だったのをクラウドファンディングによって、
    漫画付きで復活させた気持ちは分からなくもない。

    漫画付きだから、より読みやすくなって、復刻しています。

    僕は、iphoneは持っていますが、
    熱狂的なアップルユーザーという訳ではありません。
    それでも、アップル製品に心を奪われ、
    日本で広めようとした先人の苦労と挫折の積み重ねの上に、
    今のアップル製品の広まりがあるんだな、ということが
    よくよく分かりました。
    同時に、外資系企業のアルアル話が載っていて、
    なるほど外資系の人はこういうところで(今も昔も)苦労しているのか、、
    ということがリアルに理解できたのが良かったですね。

    スティーブ・ジョブズの伝記や
    この時代、マイクロソフト側として活躍した西氏の自伝などと一緒に読むと、
    より立体的にこの時代感を感じることができると思います。

    ※スティーブ・ジョブズ 1
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062816148#comment

    ※反省記 ビル・ゲイツとともに成功をつかんだ僕が、ビジネスの“地獄"で学んだこと
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4478108056#comment

  • 漫画も入った復刻版。
    デザイナーでもあり凄腕商人のスティーブ・ジョブス。
    日本人で初めて売れる前のアップルに注目し
    国内に広めようとした日本人たち。
    日本語でのMacの普及を当然目指すのだが。。。
    苦労を重ねる経緯が描かれてて、
    私などは、手腕は評価せずにはいられぬスティーブ・ジョブスだが
    英語圏だけ売れればいいとでも言ってるような
    上から目線の彼にはいささか閉口。
    決して好きにはなれない人物像とみたが。。。。
    ちゃんとしたものを作って、売るという日本人のものづくりの
    姿勢とはだいぶかけ離れる。不安定、不確実の当初のアップル。
    そこが面白い、、、とは『後付け』の感あり!
    成功したから言えるものだったのでは?なんてね。

  • リアルタイムちょっと前くらいの様子がわかってオモロかった。

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