林檎の樹の下で(下)日本への帰化編 アップルはいかにして日本に上陸したのか
- 光文社 (2017年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334979645
感想・レビュー・書評
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(上下巻合わせてのレビューです。)
アップル(コンピューター)の話なのですが、
アップルのPCを日本に持ち込んで、広めようとしたときの話。
ですので、いわゆるアメリカでの(挫折と)成功の物語ではない。
むしろ、失敗の連続で、物語の終わり方もこれは成功したのか?と感じてしまうような結末。
それでも、ホリエモンが無名の頃、この本を読んで感化され、
絶版だったのをクラウドファンディングによって、
漫画付きで復活させた気持ちは分からなくもない。
漫画付きだから、より読みやすくなって、復刻しています。
僕は、iphoneは持っていますが、
熱狂的なアップルユーザーという訳ではありません。
それでも、アップル製品に心を奪われ、
日本で広めようとした先人の苦労と挫折の積み重ねの上に、
今のアップル製品の広まりがあるんだな、ということが
よくよく分かりました。
同時に、外資系企業のアルアル話が載っていて、
なるほど外資系の人はこういうところで(今も昔も)苦労しているのか、、
ということがリアルに理解できたのが良かったですね。
スティーブ・ジョブズの伝記や
この時代、マイクロソフト側として活躍した西氏の自伝などと一緒に読むと、
より立体的にこの時代感を感じることができると思います。
※スティーブ・ジョブズ 1
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062816148#comment
※反省記 ビル・ゲイツとともに成功をつかんだ僕が、ビジネスの“地獄"で学んだこと
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4478108056#comment詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画も入った復刻版。
デザイナーでもあり凄腕商人のスティーブ・ジョブス。
日本人で初めて売れる前のアップルに注目し
国内に広めようとした日本人たち。
日本語でのMacの普及を当然目指すのだが。。。
苦労を重ねる経緯が描かれてて、
私などは、手腕は評価せずにはいられぬスティーブ・ジョブスだが
英語圏だけ売れればいいとでも言ってるような
上から目線の彼にはいささか閉口。
決して好きにはなれない人物像とみたが。。。。
ちゃんとしたものを作って、売るという日本人のものづくりの
姿勢とはだいぶかけ離れる。不安定、不確実の当初のアップル。
そこが面白い、、、とは『後付け』の感あり!
成功したから言えるものだったのでは?なんてね。 -
リアルタイムちょっと前くらいの様子がわかってオモロかった。