ケースブック会社法 第3版 (弘文堂ケースブックシリーズ)

著者 : 丸山秀平 野村修也 大杉謙一 松井秀征 高橋美加

• 弘文堂 (2008年3月20日発売)

作品紹介・あらすじ

「理論と実務の架橋」を目標に、実社会での会社法の制度の用いられ方、典型的な紛争類型等を実感させる好著。まさに判例の理論的分析の習慣を身につけるに最適な1冊。全国の法科大学院でも定評あるスタンダードテキスト最新版。

感想・レビュー・書評

[ヨハネスさんの感想 · 2010年5月28日]

この本はきっちりやっておきたい。他のロースクールでもやっているだろうから。

[Mさんの感想 · 2009年3月31日]

判例と、それに関連する問題、一般的な解説（問題に対する解答ではありません）が載っているケースブック兼問題集。
１０章までありますが掲載判例は合計２５個しかありません。
したがって、本書は判例集としてではなく、問題集として購入するべきでしょう。判例をただひたすら大量に読み込む目的での利用には適しません。
問題については難解なものは少ないうえ、少し難しめの問題にはおおむねヒントが付いており、会社法をひととおり勉強した方がまったく理解できないということはまずないと思います。
また、本書自体に「これは！」と思うような秀逸な記載は多くはなかったように思いますが、解答を考えながら株式会社法 第2版を参照すると、はっとするような記載に行き当たることが多いです（そうなるように作っているのでしょう。）。
したがって、簡単な問題でも江頭先生の株式会社法でいちいち答えを確認しながら問題を解くと、学習効果があがると思います。

著者プロフィール

中央大学名誉教授

「2023年 『続・ドイツ有限責任事業会社(UG)』 で使われていた紹介文から引用しています。」