災害ボランティア論入門 (シリーズ災害と社会5) (シリーズ災害と社会 5)

制作 : 菅 磨志保  山下 祐介  渥美 公秀 
  • 弘文堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335501050

作品紹介・あらすじ

ボランティア論の画期をなす実践的な論考、ついに登場!本書の第1部「理論編」は、そもそも「ボランティアとは何か」を問い直し、その「何か」を答えようという試みである。つづく「実践編」は、「ボランティアとは何か」という問いに対応する実践の内容・成果、さらに「そこから見えつつあるもの」について論じている。最後の「思想編」は、ボランティアを「思想」という側面から捉えることを試みている。1995年から始まる災害ボランティアは、考え、実践し、新しいものを生み出してきた。そして21世紀を迎え、新たな段階に入ろうとしている。ボランティアは「思想」となりうるのかが問われている。

感想・レビュー・書評

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  • SDGs|目標3 すべての人に健康と福祉を|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/60393

  • 主に阪神淡路大震災の教訓から導かれる。私と他者は分離できないという思想に立ち、何かを解決してあげるというよりは共に行動・考える(共生)。「傍にいるだけしかできない」それで十分なのだそうだ。「災害には顔があり、みな別の顔。災害は社会の病巣を映し出すレントゲン写真」これが復興への明確な課題になる。長期にわたる復興を担うのは被災者自身。外部からの支援者はその自立をいかに引き出していくのかという視点が求められる。臨機応変な活動、ITを活用した情ボランティアの成熟が今後も期待されている。

    ボランティアにもいろいろな形・関わり方があることを知ることができた。

  • 混乱する現場での調整がネットワークづくりのはじまりとのこと。
    現場の情報発信がうまくないため,来る人が何も知らずに来てしまう。
    必要な用意をしないままかもしれない。
    災害は,誰にとってもはじめて経験することを含んでいる。
    そのため,経験に基づいた対応だけでは十分ではない。
    そこを乗り越えるのが人間力なのだろう。

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