論文の書きかた (現代社会学ライブラリー 18)

著者 :
  • 弘文堂
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本棚登録 : 61
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335501319

作品紹介・あらすじ

「論」とは何か、「文」とは何か?社会学の知は、いかにして生み出されていくのか。書くことをめぐる知と技のメディア論。

感想・レビュー・書評

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  • 第13章が「コピペと引用の使いこなし」になっている。けっこうおもしろいことを述べているが、実用的な話ではない。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/2919

  • 三葛館一般 816.5||SA

    論文の書き方についての図書は数多あり、三葛館でも意識的に収集しています。
    大枠として論文の判断の枠組みは主題によって大差ありませんが、その形式もさながら、論文の書き方についての図書の切り口は、著者の主題によって大きく異なると感じます。
    社会学者である著者は、論文の作法としての「書き方」を「論文を書く」という現象それ自体への歴史社会学的アプローチで体現しています。
    丁寧に論じられた「論文の書きかた」は、通読がおススメです。

    目次---------------------------------
    第1章 論文とはなにか :辞書に書いていない意味を考える
    第2章 「論」と「文」の結合 :論文の形式
    第3章 〈文〉で論ずることの厚み :読む対象/知る方法
    第4章 主題・問題意識・問題設定:問いを立てる(その1)
    第5章 通念の切断と思考の運動 :問いを立てる(その2)
    第6章 観察と対話の組織化 :方法としての社会調査(その1)
    第7章 調査研究のさまざまな局面 :方法としての社会調査(その2)
    第8章 2項対立のあしらいかた :疑似問題の流動化
    第9章 リレーショナル・データベースとしての社会
    第10章 「クダンの誕生」の経験をふりかえる:論文を書く
    第11章 リテラシーの発見 :パソコンで書くこと(その1)
    第12章 読書空間のなかで書く :パソコンで書くこと(その2)
    第13章 コピペと引用の使いこなし :他者の「文」で考える
    第14章 見えかたをデザインする :表と図が生みだす思考空間
    第15章 研究倫理の問題 :他者を尊重し自らに誠実に
    第16章 編集者として見なおす :書きなおす読者として
    --------------------------------------
    (もも)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=79704

  • 請求記号 361.07/Sa 87

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著者プロフィール

佐藤 健二(さとう・けんじ):1957年、群馬県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中途退学。東京大学名誉教授。博士(社会学)。専攻は、歴史社会学、社会意識論、社会調査史、メディア文化など。著書に、『読書空間の近代』(弘文堂)、『風景の生産・風景の解法』(講談社選書メチエ)、『流言蜚語』(有信堂高文社)、『歴史社会学の作法』(岩波書店)、『社会調査史のリテラシー』など。

「2024年 『論文の書きかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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