被災したあなたを助けるお金とくらしの話

著者 :
  • 弘文堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335552007

作品紹介・あらすじ

防災バッグに一冊! 被災後を歩きだすための「ちしきの備え」

 大災害の被災者にとって希望となる様々な制度や手続きを、親しみやすいイラストとやさしい語り口で解説する、これまでの防災本とはひと味違う一冊の登場です。
 地震、津波、台風、豪雨、土砂崩れ・・・だれもが災害にあう日本列島。住宅ローンの支払いができない、通帳や印鑑をなくした、国や自治体の支援はあるのか、生活費がない、公共料金が支払えない、壊れた屋根が隣家に被害を与えトラブルに、相続や保険の手続が複雑でわからない──途方に暮れ、絶望の淵にたつ被災者を助けるのは、あなたをひとりにしないための様々な法律と制度だったのです。
 著者は、内閣府ほか公務員経験のある弁護士で法学博士。東日本大震災後に4万件を超える被災者相談事例を分析した経験をもとに「災害復興法学」を創設し、防災教育に関わるこの分野の第一人者。本書がめざすのは、災害後に絶望しないための知識を伝える、いわば「備蓄する本」。
 被災後の生活再建の大きな支えとなる「ちしきの備え」厳選30話。

感想・レビュー・書評

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  • 一番大切なことは家族等の安否と安全。その後手続き上の大切な点は、被害に遭ったそのままの状態の写真を添え被災証明書を自治体から受ること。その後は各々の窓口で相談、仮住宅の手配をまず終えること。案外知らないのが相談内容(住宅関係・相続関係・金銭関係・書類関係・公的支援申請関係)となる。詳細・窓口等は本書を参照。

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著者プロフィール

弁護士・博士(法学)・気象予報士・マンション管理士・ファイナンシャルプランナー(AFP)・医療経営士・防災士。銀座パートナーズ法律事務所。
1979年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2003年弁護士登録。
内閣府行政刷新会議事務局上席政策調査員として出向中に東日本大震災が発生。日弁連災害対策本部室長を兼任し復興政策に関与。経験をもとに「災害復興法学」を創設。岩手大学地域防災研究センター客員教授。北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。人と防災未来センター特別研究調査員。慶應義塾大学・青山学院大学・日本福祉大学・長岡技術科学大学・神戸市看護大学等で災害復興法学の関連講座を開設。中央大学大学院公共政策研究科客員教授や文部科学省原子力損害賠償紛争解決センター総括主任調査官も務めた。内閣府をはじめ国や地方公共団体等の公職多数。若者力大賞ユースリーダー支援賞。日本公共政策学会奨励賞。2017年に新潟大学大学院現代社会文化研究科にて「災害復興法学」に関する論文で博士(法学)を取得。

「2023年 『災害復興法学Ⅲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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