発達障害の人が働くためのQ&A

  • 弘文堂
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335651540

作品紹介・あらすじ

当事者が働くときに疑問に思うことだけでなく、保護者が聞きたいこと、雇用する企業が困っていることなどもフォロー。さまざまな角度からの質問で、「働く」ことをリアルに解説。

感想・レビュー・書評

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  • 定時退社の箇所が特に参考になった。昔、定時退社をしているのを笑われたことがあったが、ここまで片付けて帰った方がいいでしょうか?、まだこれだけ仕事が残っていますが、退社してもよろしいでしょうか?、すべて片付けてから退社する方がよいでしょうか?、などを使えたらそんなことを言われなかったのかもしれないし、やはり言われたかもしれない。よい言い回しだと思った。

  • 書かれている内容が簡単すぎます。
    本当に何も知らない発達障害者向けです。
    そして発達障害の人は簡単なお仕事をしてましょうねと勧められていると感じました。それに同意できる人向けです。
    当事者以外が読んで、発達障害者はこの程度かと思われると嫌ですね。

  • 数値化する仕事

  • 一問一答形式で書かれている。

    私は、内容理解より先に気持ち・気分・感情で読んでいる段階がある。そのときは「あれもできない、これもできない、という風に書かれている。そのためか、読んでいて、脅されている気分がする」という感想。
    当事者が読むときは、合っている部分と合っていない部分を意識して分けることができるとこのように感じることはないと思う。「それはさすがに分かる・・・」と思ったり、「まさにこれだ」と思う部分があると思う。
    ただ、「分かる」と「困っている」の区別ができると「自分はできるが、できない人もいる」というときと、「自分は出来ないが、出来る人もいる」ときの見方と比べると、「普通にできる」がほとんどに当てはまる人たちへの説明の難しさを感じる。

    必要情報を抜き出しに作業ノートを作っての感想:
    複数のページにまたがって同じトピックを扱っていることがあり、素のままでは頭に入りづらかった。そのため、それぞれをまとめなおしながら読んだ。例:自己理解にかかわる記述。本人、保護者の少なくとも二つの項にまたがっている。

    再構成すれば、なんとなくではあるが、職場がどういうものなのか、必要な考え方のパターン、要素等がそろうと思う。就職活動あと、本格的な業務始動前?に当たる本のような感触。

  • 大学生を中心に、就職活動を始める前からの当事者たのためのQ&A。
    保護者、企業、経験者への質問もあり、働いた結果がどうなったかも分かる。
    「え、そこから分からないの?」という質問もあり、本人は真面目に聞いているのだが「採用基準を教えて欲しい」というのは驚いた。

    特にない発達障害の人が困りやすい曖昧な言葉や裏の意味がある言葉の意味が解説してある。「適当でいいから」「急がないから」など。

  • 専門的。わかりやすい。わかっちゃいるけど、具体的なばめんは、難しいな。実践積むのみ!

  • 内容は実際的で役に立つことが、整理されて書いてある。必要な情報がQ&Aの形で、要点を押さえて書いてあるので、必要な部分だけを読めば事足りる。お勧め。だが、レイアウトが実に読みにくい。幾ら内容が良くてもこれでは、手にとって貰えないのではないかと心配。
     

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著者プロフィール

東京都生まれ、一般社団法人 日本雇用環境整備機構 理事長。大学卒業後、通信会社勤務を経て、複数の企業で障害がある人のための人材紹介事業に従事。発達障害分野でもいち早く人材紹介に取り組み、これまでに700人をこえる当事者の相談に応じてきた。2010年に企業への啓発のため一般社団法人を設立し現職に就任、執筆や講演活動も積極的に行っている。『発達障害の人の就活ノート』(弘文堂)など著作多数。

「2020年 『発達障害で問題児 でも働けるのは理由がある!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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