ボリス・ヴィアン伝

制作 : 浜本正文 
  • 国書刊行会 (2009年9月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336051400

作品紹介

没後50周年にして初めて明かされるボリス・ヴィアンの生涯。壮絶な非順応主義ゆえの挫折や経済的圧迫をゲリラ的に突破しつつ、小説家、トランペッター、ジャズ評論家、シャンソン歌手等々マルチな天才を発揮し続けたドラマティックな39年の生の軌道を描き出す決定版評伝。

ボリス・ヴィアン伝の感想・レビュー・書評

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  • 懐かしくて思わず手に取ってしまいました。
    今彼の作品を読むとどんな感じなんだろう。
    この評伝は、小説家で詩人で戯曲作家でジャズ歌手でジャズ評論家でパーティマニアで、偽名で書いた作品が裁判沙汰になって、しかも役所で働いて、40になる前に僕は死ぬと予言して40歳の誕生日の直前に亡くなるという多才な男の人生を追った物語。
    多くの噂と伝説を作った彼の人生はさぞかし煌めいていたことだろうと思っていたら、
    実際はそうでもなくて波瀾万丈ではあったけど、いつもがっかりの連続だったとか、そんな裏話が面白悲しい。
    ある意味思いっきり好きなように生き抜いた人だけど、人生そうそう思い通りにはいかないんだよね、という見本のような人。
    でもそんな彼に魅了された人がこんなにも沢山いたという事実だけで、それはもうすごい人生だったなと思われます。
    どうしようもない甘ったれだけど、ものすごく魅力的な人だったんだろうな。
    一番好きなのは小説じゃなくて『ぼくはくたばりたくない』という詞なんだけど
    この本を読んで改めて読むと泣ける。
    本当に死にたくなかったろうな。

  • 歴史上でもっとも最高の作家は誰か?

    ・・・と問われたら、

    ええっと、『なしくずしの死』のルイ・フェルディナン・セリーヌでもなく、
    『泥棒日記』のジャン・ジュネでもなし、
    『百年の孤独』のガブリエル・ガルシア・マルケスかな?、
    『カラマーゾフの兄弟』のフョードル・ドストエフスキーも相応しく、
    『吶喊』の魯迅も絶対落とせないし、
    ああ、誰か一人って決められない、みんな好きで重要なんだもん、
    ええい、ままよ、一番カッコイイ作家ならすぐ挙げられます、

    それは、ジャズトランペッターで歌手そして作家にして詩人、ジャズ評論家で米国文学紹介者、アバンギャルドでありハードボイルドな、チェ・ゲバラと同じ39歳で夭折したフランスのボリス・ヴィアン、その人です。

    没後50年ということで出された評伝ですが、『墓に唾をかけろ』や『うたかたの日々』や『北京の秋』などにうつつを抜かしていた頃を思い出して、これから彼の壮絶な人生を振り返ろうとしています。

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