ミュージアムグッズのチカラ

著者 :
  • 国書刊行会
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本棚登録 : 687
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336071071

作品紹介・あらすじ

★藤岡みなみさん(文筆家・ラジオパーソナリティ)推薦!
ぜんぶ欲しい!
博物館は、持って帰れる。
制作秘話がドラマだらけ。
ここは情熱のデパート。
この本を読んで、なぜ人はミュージアムグッズに惹かれるのかがわかりました。それはきっと、グッズたちに魂が吹き込まれているから。日頃からミュージアムを支える方々、研究者、学芸員のみなさんの愛と情熱の産物が、そこに足を運んだ人々の興奮と結びついたとき、忘れられない宝物になるのでしょう。ロマンの出口であり、入り口。絶対に博物館に行きたくなる!

★ミュージアムグッズの「ステキ」さを、①かわいいを楽しみたい、②感動を持ち帰りたい、③マニアックを堪能したい、④もっと深く学びたい、の4つのテーマで分類して紹介した、ミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美による、ミュージアムグッズ愛溢れる一冊。読み進めるごとに博物館の魅力に夢中になります!

★著者おすすめのミュージアムグッズの紹介だけではなく、「本当にステキなミュージアムグッズ」とは、「作品、資料へのリスペクトが感じられるグッズ」であり、「博物館の活動や、その先の文化、自然などに興味を持てるグッズ」であるという考えに基づき、ミュージアムグッズが作られるプロセスや、ミュージアムグッズの過去・現在・未来について、開発者などのインタビューを交えながら、論じます。ミュージアムグッズ、それは私たちを博物館へと誘う「チカラ」に溢れています。

【収録内容】
《Chapter 1 かわいいを楽しみたい》
 アーティゾン美術館
 もりおか歴史文化館
 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)
 紅ミュージアム
 五島美術館
 棟方志功記念館
 京都水族館
 那須どうぶつ王国
 大谷資料館
 群馬県立歴史博物館
 リニア・鉄道館
 石川県ふれあい昆虫館
《Chaper 2 感動を持ち帰りたい》
 山種美術館
 中津市歴史博物館
 長谷川町子美術館・記念館
 仙台うみの杜水族館
 サントリー美術館
 福岡市美術館
 東京国立博物館
 印刷博物館
 東京都庭園美術館
 知床羅臼ビジターセンター
 国立民族学博物館
 福井県年縞博物館
《Chapter 3 マニアックを堪能したい》
 新宿区立漱石山房記念館
 伊丹市昆虫館
 大阪市立自然史博物館
 海遊館
 21_21 DESIGN SIGHT
 国立歴史民俗博物館
 福岡市博物館
 葛西臨海水族園
 徳川美術館
 奥州市牛の博物館
 九州国立博物館
 渡辺淳一文学館
《Chapter 4 もっと深く学びたい》
 地質標本館
 JT生命誌研究館
 水戸芸術館現代美術センター
 国立科学博物館
 上野動物園
 鳥羽市立海の博物館
 三菱一号館美術館
 日本科学未来館
 京都国立博物館
 北海道大学総合博物館
 目黒寄生虫館
 ミュージアムパーク 茨城県自然博物館

感想・レビュー・書評

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  • 美術館や博物館へは、企画展目当てで行く事が多いので、展示会を観たあとに、気分が高揚したまま訪れるのがミュージアムグッズショップだ。
    企画展限定のグッズはもちろん、収蔵コレクションに因んだグッズが、これでもかと購買欲を刺激する。
    そんな日本中の美術館や博物館のなかから選りすぐられた、魅力的で個性的なミュージアムグッズを取り上げた本書。掲載されているのは限定グッズではなく比較的入手しやすいモノに限ってるところがニクイ。
    写真を眺めるだけでも楽しめるし、ミュージアムの特徴と取り上げられたグッズについての解説がコンパクトに纏まっていて読みやすい。

  • ミュージアムショップ/ミュージアムグッズのいま:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
    https://artscape.jp/focus/10151636_1635.html

    「絶対的お気に入り5選」ミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美さん | TABI LABO
    https://tabi-labo.com/292930/museumgoods01

    ミュージアムグッズ愛好家◎ 大澤夏美|note
    https://note.com/momonoke/

    ミュージアムグッズのチカラ|国書刊行会
    https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336071071/

    • goya626さん
      こりゃ、非常に面白そうですなあ。
      こりゃ、非常に面白そうですなあ。
      2021/07/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      それぞれの博物館や美術館がどんな特色を出しているか考えるだけで楽しい。。。
      でも、多分グッズは買わないけど、、、
      goya626さん
      それぞれの博物館や美術館がどんな特色を出しているか考えるだけで楽しい。。。
      でも、多分グッズは買わないけど、、、
      2021/07/20
  • 1年半前にブクログで見て興味を持った。こんな本が出たのかぁ。気になるなぁと思って買おうか迷っていたが、ミュージアムグッズって入れ替えが激しいイメージ。本を購入して「欲しいっ!」と思っても、買うまでに時間がかかるとすでにないかもしれない・・とのことで、図書館で借りた。
    アーティゾン美術館のショップはコロナ前に一度だけ行ったけど、おしゃれだったなぁ。
    大谷石のKENDAMA、河童は小学生の姪が喜びそう。
    中津城の石垣、ぜひ見て、糖を買いたい!

  • 気軽に美術館や博物館に行けなくなって
    ちょっと寂しい今日この頃。
    アートを身近に感じてもらおうと奮闘する
    ミュージアムさんたちの努力が嬉しい。

    展示してある作品を観るのもいいけど
    こうやってお持ち帰りして
    手元で楽しむのも素敵ですよね!
    その収益が還元されて
    また作品が観られるわけですし。

    ちなみに、いつもはポストカードや
    マスキングテープを買うことが多いのですが
    これを読んだら立体系も欲しくなった。
    卵からひっくりかえす
    海遊館のペンギンぬいぐるみや
    群馬県立歴史博物館の
    掘り出すハニワクッキーが欲しい〜。

  • どのミュージアムもそこにしかない魅力的なものが紹介されていて、わくわく旅気分でした。

    やはり猫好きとしては、福岡市美術館の「福かぶり猫」が欲しい!こんな博多人形、素敵すぎる。

    ネットでも購入可能ですが、ぜひとも訪れてから、体験済みで購入したい。もう少しの辛抱、これは次の旅行の楽しみにとっておこう。福岡市博物館のグッズも良さそうだし梯子して、さらに近くの博物館も行けそうね。
    早く行けるようになりますように・・・

  • ミュージアムグッズ大好きです❗

    青カバのウィリアム君ヒッポ君ルリカちゃん
    大英君にウィーン君並んだお尻を見ているだけで、癒されてます❗
    宮沢賢治館のアメニモマケズ手ぬぐい。
    夏目漱石山房のマスキングテープは、猫、いろんな猫7匹が明治の香りをさせてます。
    佐倉の歴博にはカラス天狗や一ツ目小僧などの妖怪マスコットがいます。
    上野の東博は、宝の山です!特にTシャツのクオリティーが高く、風神雷神図、後水尾天皇の書、浮世絵の名作の数々。忘れてはいけないのは東洋館です。
    科博のビーカや乳鉢は台所で活躍してます。
    動物園には、ハダカデバネズミのぬいぐるみがあります。握りしめて、可愛がってます。

    自分が博物館とどう向き合っているのかが見えてきたりするもの。とありましたが、
    私は、ワクワクさせてくれたら嬉しくて、
    買いたくなるんだ❗


  • 今まで博物館や美術館の特集でミュージアムショップの紹介ページくらいはありましたが、ミュージュアムショップ、グッズに特化した本は見たことがなかったので新鮮でした。各施設のオリジナリティを追求したグッズが面白くて、欲しくなるモノも沢山あり、早く自由に訪問できる日が来ることを祈るばかりです。

  • 展示を見るのも好きで、美術館を訪ねるのも好きで、ミュージアムショップやカフェがあると更に嬉しい。
    嬉しい気持ちを共有できる本だった。

  • ミュージアム、そしてミュージアムグッズへの愛とリスペクトを感じる内容でした。
    紹介されているのはメジャーな所からマイナーな所まで。グッズもただ可愛い、ユニークなだけではなく、制作サイドのお話を聞くことでより楽しめるものが選ばれていて、面白いなぁと思いました。

    元々ミュージアムショップは好きでしたが、さらに好きになった気がします。
    近いうちにどこかへ行きたいな~。そして素敵なものを買いたい。

  • ミュージアムカフェも好きだが、グッズ売り場も大好きだ。
    グッズはミュージアムの名刺であり、研究の成果の一環でもある。
    そこに展示への愛とユーモアが合わさってできた、魅力的なグッズの数々。
    ミュージアム自体が面白そうな場所ばかり。
    特に福岡市博物館の金印スタンプと徳川美術館の刀剣マステホルダーが欲しい。
    いつか買いにいきたい。もちろん展示を楽しんだ後で。

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著者プロフィール

札幌市立大学でデザインを学んだのち、北海道大学大学院に進学。博物館経営論をベースとして、ミュージアムグッズの研究に取り組む。
会社員を経て、現在はミュージアムグッズ愛好家として活動。研究、実践の両面から、ミュージアムグッズを通じて博物館の魅力を伝える活動に邁進中。
著書に『ミュージアムグッズのチカラ』、『ミュージアムグッズのチカラ2』(ともに国書刊行会)がある。

「2022年 『ときめきのミュージアムグッズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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