テングの生活図鑑 (ヒサクニヒコの不思議図鑑 3)

  • 国土社
4.11
  • (3)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337087033

作品紹介・あらすじ

おうちから大好物まできれいなイラストで解説!テングのすべて教えちゃいます。

まっ赤な顔に高い鼻。手に羽根うちわと望遠鏡。空を自由に飛びまわる天狗。そのくらしやカラス天狗と大天狗についてなど。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • このシリーズ、オニやカッパもあるんだ。読んでみてー!
    天狗のいろいろがわかる。
    大天狗って人間なんだって。ビックリしない?
    小さい頃に攫ってくるんだって。それで薬を飲ませて赤くしちゃうんだけど、なんでだと思う?
    カラス天狗に偉く見せるためと、人間のところに戻らないようにだって。怖えー。S11

    先日、毛玉と赤玉先生を読んだところなので天狗の生態に興味津々。
    「天狗のほんとうの生活は、長い間わかりませんでした。」そして明かされる衣食住から仕事に行事。
    最後に世界の鳥人伝説もあり、盛りだくさんな内容。
    カラス天狗と大天狗の違い。大天狗は女性がいないのかー。高尾山のカラス天狗は大きかったけど子供くらいの背丈らしい。
    人間を上手く利用して生きてきたのね。
    今はどうしているのかな。

  • 「おうちから大好物まできれいなイラストで解説!テングのすべて教えちゃいます。

    まっ赤な顔に高い鼻。手に羽根うちわと望遠鏡。空を自由に飛びまわる天狗。そのくらしやカラス天狗と大天狗についてなど。」

    あれ?テングって実在する?と読んでいて思っちゃうぐらいくわしくおもしろくテングについて書かれている。

    「テングって、山の奥でかぞくといっしょに暮している。人間の子どもをさらってくることもあるんだって。」
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)

  • ≪県立図書館≫

    いやあ、天狗ってすごい盗人・・・・
    おどろいた。。。

  • 謎につつまれた天狗のことを解説。
    世界には鳥人の伝説が数多く残っている。
    日本では、烏天狗と大天狗がいる。烏天狗は歯のないクチバシを持ち、背には羽がある。烏というわりには、トンビやワシの翼を持つ。神官職の烏天狗は頭巾に錫杖に山伏のような格好。
    大天狗は、赤く長い鼻に羽団扇、実は飛べない。空を行くときには烏天狗たちに輿に乗せて運んでもらうのだ!(飾り用に羽をつけていたりする)大天狗はもと人間で、烏天狗に小さい頃にかどかわされて、大天狗として育てられるのだ。
    日本の中でも、地域によって天狗伝説も違うと思うが、大天狗を中心に烏天狗を組織だって使う天狗社会。もともとは人間より優れていて、人間にいろいろ教えてきたのに、人間たちが火も農業もやれるようになったら、人間のものをもらって生きてきた天狗。文化は育つことなく、江戸時代末期には人間に尊敬されることもなくなって(住むところもなくなってきて)滅んでいった・・・らしい。


    天狗もカッパも鬼も・・・
    伝説だけど、現代にいたら面白い。それがいろんな物語をつくるんだな〜アレとあかコレとか・・・

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

ヒトコマ漫画家、イラストレーター、乗り物愛好家、恐竜研究家。1944年東京生まれ。1951年より横浜在住。1966年慶應義塾大学法学部卒業。1972年文春漫画賞受賞(マンガ太平洋戦史)。2018年産経児童図書文化賞(世界恐竜発見地図)。世界や日本の歴史、地理、恐竜・野生動物などの森羅万象を、世界各地へ赴き見て歩いてきた。空を自由に飛ぶ飛行機へのあこがれは強く、いろいろな飛行機を体験。飛行艇で土佐沖に着水したり、流氷観測機に同乗したり。実機に触れたくて、日本や海外の博物館へも足を運んでいる。
おもな著作に「人類の歴史を作った船の本」(子どもの未来社)、「マンガ世界の海戦史」「マンガ戦車戦史」「ゼロ戦マンガ戦史」(以上、イカロス出版)「世界恐竜発見地図」(岩崎書店)、「恐竜研究室全3巻」(あかね書房)、「飛行機の大研究」(PHP出版)、「世界恐竜図鑑」(新潮社)、「なるほど忍者大図鑑」(国土社)、「サファリへ行こう」(JTBパブリッシング)、ほか多数。

「2024年 『乗りもの歴史図鑑(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヒサ・クニヒコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×