作品紹介・あらすじ
大人の身勝手に傷つき腹を立てていた哲は、ふくろう森で文平さんと知り合う。文平さんは、大切に育ててきたひなを森に放そうとしていた。弟の大好きだったフクロウ。羽を震わせ飛び立つひなに、哲もまた心を重ねていた。愛と希望に満ちた物語。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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切なくて最後の方から、
読み終わってからも涙が止まりません。
ホーちゃんが、ふくろうもどきが、
今もどこかで幸せに暮らしていますように。
文平さんの心の傷が少しでも和らいで
穏やかに暮らせますように。
哲がまたお兄ちゃんと会えますように。
切ないお話だったけど、描写が綺麗で
美しい景色が自然と浮かんできました。
著者プロフィール
作家。『そして、カエルはとぶ!』(国土社)で第33回赤い鳥文学賞、第49回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、「ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて』(あかね書房)で第55回産経児童出版文化賞大賞、『まぼろしの忍者』(小峰書店)で第27回日本児童文芸家協会賞受賞。その他の作品に『ぼくは忍者のあやし丸』『秘密のゴンズイクラブ』(共に国土社)など。
「2020年 『ひかりの森のフクロウ』 で使われていた紹介文から引用しています。」
広瀬寿子の作品