東京タワーに住む少年

著者 :
  • 国土社
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本棚登録 : 83
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337336537

作品紹介・あらすじ

高さ250mの東京タワーのトップデッキのさらに上に隠された研究室レインボー・センター。そこでは、小学生とは思えないレベルの科学オタク田所健人が、半世紀以上も代々受け継がれてきた夢を実現し、真の意味で東京タワーを完成させるため、ある”秘密の研究”に取り組んでいたのだが…。プラズマ理論、プロジェクション・マッピング、空中ディスプレイといった最先端の科学を盛りこみながら、孤高な少年が果てしない夢を追いかけることで成長していく姿を描く壮大なスケールの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の想像から受け継がれていきたい夢を現代の最新技術で叶えようとする物語だった。
    科学の専門用語が出てきて、少しに理解しにくいところがあるが、科学を好きで得意とする4人組で、一生懸命主人公の祖父に夢を見せているところがとても感動した。
    表紙のイラストがとても綺麗だった。

  • 自分一人の力で完成させてこそ成功(人と一緒には面倒で嫌だ)がポリシーの健人が、行き詰まりの状況を打開するには他の人の助けが必要なこも、今までだって気づかないうちに人に助けられてきたこと、そもそも一人でにこだわっていたのは…の理由、協力したり一緒に行ったりすることの意義に気づいていくお話し。
    科学の話は難しくて理解追いつかないけれど、ストーリーはわかりやすく児童向け。

    人の力を借りずにがんばることと、でも独りよがりではなく人と力を合わせてがんばることとは?
    そういう視点が得られる本だと思います。

  • もう少し対象年齢が上かと思っていたら、しっかり小学生向けだった。

  • 東京タワーのトップデッキのさらに上に隠された研究室レインボー・センター。そこでは、小学生とは思えないレベルの科学オタク田所健人が、ある”秘密の研究”に取り組んでいたのだが…。半世紀以上も代々受け継がれてきた夢を実現するために、成長していく物語。
    (児童担当/ししかーち)

  • 科学オタクの小学生が主人公。小学生ばなれした科学知識……おじいちゃんと一緒にプロジェクションマッピングで東京タワーに虹を架けることをめざす。

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著者プロフィール

山口理(やまぐちさとし)
東京都に生まれる。28年間の教師生活を経て、執筆に専念。自転車で日本縦断し、富士山頂を走り回り、また時には徒歩で利根川の河口から源流まで歩き通すなど、腰の落ち着かない作家である。ただし最近は、寄る年波のせいか、車を使って愛犬とふたり(?)で日本一周の旅をするという、軟弱者に成り下がった。
 登山も常に単独行で、あまりの知られていない山や、登山者の少ない山を選んで登る、といった偏屈な一面がある。(プチ遭難の経験あり)ペットとして、臆病な柴犬の「こゆき」と、凶暴ネコの「たまご」を飼っている。
 主な作品に、『直樹の学校戦争』(小学館)、『風のカケラ』(汐文社)、『時のむこうに』(偕成社)、『ぼくの一輪車は雲の上』『ゴジラ誕生物語』『リターン!』『ロードキャンピングカーは北へ』(いずれも文研出版)など多数あり。

「2022年 『生き抜け!遭難の五日間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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