- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338081689
作品紹介・あらすじ
96歳のかずさんはみかのひいおばあちゃん。ある夏の始まりの日、ふと、かずさんが話してくれたのは、1945年の8月9日の原爆が落とされた日のこと。長崎の病院で働いていたときに起きた出来事でした。
感想・レビュー・書評
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決して忘れてはいけないことがあります
長崎、広島に原子爆弾が投下されたことを・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦争と平和がテーマのおはなしでも、最近の作品は辛く苦しいだけでないから読みやすい。
現代の自分が、どう戦争を知るか?という視点で描かれているものも多く、馴染みのない世代でも入りやすいのではないだろうか。
かずさんの柔らかくしわしわで温かい手が想像できるから、それを接点に過去を想像するのも難しくない。 -
ひいおばあちゃん(=かずさん)が、看護師として働いていた若い頃の話。長崎、原爆。
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物語でも語り手の年齢がどんどん上がっていく。
ひいおばあちゃんになっちゃった。
戦争と平和に関する本、これからも沢山出版されるだろうけど、体験としてではなく、歴史としての比重が大きくなっていくのだろうな。 -
図書館本。戦時中、長崎で原子爆弾投下後に看護師として医療活動をしたおばあちゃんの話をひ孫が聞きます。
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かずさんは、みかのひいおばあちゃん。みかはかずさんがだいすきで、まいにちかずさんのへやにあそびに行っています。ある日、かずさんはずっとずっとむかしのことをはなしてくれました……。
小学校低学年向け。戦争や原爆といったことをあまり知らない子どもが読むのにいい入門書ともいえるかも。
戦争中の話をするきっかけとなったのが、「かずさんは昔もてて、たくさんの男の人の手をにぎったの」というのが、暗さを感じさせなくてよかった。
手をにぎるしかできなかったとかずさんは言うけれど、きっとそれでおだやかな気持ちで亡くなった人もいた、と思いたいね……。