大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか

著者 :
  • 梧桐書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784340110001

作品紹介・あらすじ

「情報を扱うプロ」としてのお天気キャスター。気象サービス会社の経営者。二つの顔をもつ森田正光、初のビジネス書。お役所然とした「日本気象協会」を飛び出し、初のフリーお天気キャスターとして独立。「安定した将来」を捨て、あえて「先が見えない闇」を選んだ。そして興した会社「ウェザーマップ」は、現在数十名のお天気キャスターを抱えるにまで成長をとげている。そんな不況知らずの経営者がその仕事術と思考法を大公開。

感想・レビュー・書評

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  •  常に先を見て自分の事は当たり前に、それ以上に他人のことを考えながら前向きに仕事に向き合っている、そんな人となりが良くわかる。時には厳しく、そしておおむねやさしくこのスタンスが取れる人は本当に素晴らしい。

     人に対する思いやりを忘れている人は仕事にとらわれている人。自分の前のものだけでなくもっと周りの状況も細かく見なければいけないんだとつくづく感じる。

  • 天気と人の生活関係は切り離せない。その為に、天気予報士、キャスターとしてどういう仕事をすれば良いのかを、常に試行錯誤している著者の探究心と向上心に感心しました。『なぜ』という疑問をいつも持ち続けながらも、『しょうがないからもう一度やってみよう』という許容の精神で状況を受け入れ、そこからポジティブな方向に展開して行く生き方は、見習うべき所だと思います。
    何となく疲れた時に、『明日は晴れ』という天気予報が出ているだけで、明日も頑張ろう、という元気が出るのは、私だけではないと思います。そんな気持ちを思い出させてくれる、爽やかな本でした。

  • ここまでの予報についての考え方。
    仕事としての気象予報士とウェザービジネスに対する真摯な姿勢に共感する。簡単に決めつけない、信じないというスタンスも見習いたい。

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著者プロフィール

お天気キャスター、気象予報士。ウェザービジネスを展開する「ウェザーマップ」、気象予報士養成講座を運営する「クリア」の代表取締役。1950年、愛知県に生まれる。日本気象協会東海本部、同東京本部を経て、41歳のときに独立し、フリーランスのお天気キャスターとなる。定年前の独立は、気象協会初。独立後は、天気キャスターとして活動する一方、後進の育成に力を注ぎ、多くの「森田チルドレン」を輩出している。無類の読書好きで、目につく本は片っ端から購入する。蔵書数はあまりに多すぎて不明。著書に『理不尽な気象』(講談社+α新書)、『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』(梧桐書院)、『なる本気象予報士 改訂第5版(なる本シリーズ 5)』(週刊住宅新聞社)、『雲の不思議がわかる本―種類や形で天気がわかる!(子供の科学サイエンスブックス)』(誠文堂新光社)、『空と天気のふしぎ109』(偕成社)などがある。

「2014年 『「役に立たない」と思う本こそ買え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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