読解を深める現代文単語〈評論・小説〉

制作 : 桐原書店編集部 

• 桐原書店 (2009年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ペラートさんの感想 · 2017年12月29日]

受験期に流し読みしたものをきちんと再読してみた。聞いたことはあったが何となくの理解で済ませていた・・・というようなコトバを、もう一度きっちり整理したかったからだ。

予備校の出版物ということで、非常に分かり易く入門者向け的な解説となっている。テーマ別の背景知識コーナーでは、その分野の序の口の解説がなされているのだが、これがなかなか含蓄の富むものとなっていて、著者の学的な経験や教養を垣間見ることができる。予備校であるような「有意義な雑談」を経験することができ、受験生より上の年齢の人々にとっても、語彙の再確認という意味以上に、現代における様々な問題意識を考えるきっかけとして、充実した時間が過ごせるのではないかと思う。

（とはいえど高校生向けの参考書なので、受験生ということでなければ、国語や思想哲学に自信のある方には勿論お勧めしないことを補記しておく。）

[熱帯サンドウィッチさんの感想 · 2010年12月3日]

勉強中です。結構難しい単語が多いですよ。超克とか凌駕とか・・・