- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344001855
作品紹介・あらすじ
ソニー、キヤノン、NEC、三洋電機、トステムなど、全国主要200社を勝ち組企業へと導いた救世主。「トヨタ生産方式」に学び、進化発展させた山田イズムとは!?日本を救うただ一つの道を示す男の全哲学、全ノウハウ。
感想・レビュー・書評
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会社にはびこるムダをどうとらえて改善していくか、常に考えることが進化すること。(HPの日記より)
※2002.9.30購入@読書のすすめ
2004.5.9読書開始、6.3読了
2007.8.19売却詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
常に「なぜ」を問い続けることによって、ムダが見えてくる。たとえ、1分や1秒のムダであっても、毎日続けていれば、莫大なロスが発生している。それに気づき、即行動を起こすことが大事。
徹底的にムダを省く「トヨタ生産方式」を、200社以上に展開し、実績を上げている著者の言葉は説得力があった。また、現場に立って進めてきた改善事例は、とても興味深いものがあった。
例えば、ベルトコンベヤーを外すと少ない人数でできるようになる。また、単能工から多能工に作業拡張することでさらに効率化し、責任を持たせることで品質も向上する。過去の単品種大量消費の時代から、今や消費者の嗜好が多様化しており、多品種少量生産ができる体制が必要とされている。ベルトコンベヤーを外すというカイゼンは、時代の変化にもあっていたのだ。
著者はムダを省くことによって、人を減らし、スペースを減らし、仕掛品という在庫予備軍を減らして経営貢献を果たしている。しかし、ベースは人の力を引き出すことに焦点を当てている。「働」という漢字は日本固有のものらしい。動きまわるだけなら、ムダも多いが、動きに人の知恵を加えることで、働くことや仕事へのやりがい、生きがいが生まれてくる。なぜを問い、ムダを省いていくことが、人々の仕事観を変える第一歩だと感じた。 -
一時期流行って、TVなどでも取り上げられた『ムダとり』。セル生産方式などを産み出しました。でも、今日ではかなり浸透している手法ですし、やはり無料で教えられることには限度があるのか、最後の方はもう精神論というか経営に関する持論の展開に流れていってるのが残念です。
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020510
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生産工程のムダとりコンサルタントな著者の語録を軸に、本人がムダとりへの思いを熱く語った。「仕事は自己表現」と位置づけ、「ムダとり技術は労働の楽しさ、人生の目標へ近づく道」と説く。具体的な方法論は少なめ、むしろ考え方の表明に軸足を置いた。コンベアのムダだけでなく、作業の距離間を狭めるムダとりは知らなかった。これも幻冬舎の刊行。
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●<A HREF="http://endinear.way-nifty.com/blog/2005/06/post_f080.html">燃える100冊【05/06/29号】</A>