知らない日本語教養が試される341語

著者 : 谷沢永一

• 幻冬舎 (2003年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、背伸びしたりいろいろ勉強したり、そんな気苦労をする必要がないように、ふとした出会いの会話が弾んで活用できるような、生活に密着した親近の言葉や言い廻しの、素性や使い方の勘所を調べ、紹介したものである。

感想・レビュー・書評

[hakuro22さんの感想 · 2023年3月10日]

4-344-00341-1　ｃ0095￥1400Ｅ

知らない日本語
教養が試される341語

2003年5月30日　第1刷発行
2003年7月25日　第7刷発行

緒や：谷沢永一
発行所：株式会社幻冬舎

[ナベたろうさんの感想 · 2021年5月1日]

日本人でもなかなか知らない日本語の語源と意味を紹介している内容。
いつか知っている言葉もあったが、正直かなり難易度の高い内容の言葉ばかりであった。
使いこなしたいと思う反面、仮に使えたとしても、相手も意味を知らないと通じない。
その点で覚えることに意味があるのか迷う・・・

ただ、インプットの重要性を改めて感じた1冊。
自分の知らないことは一切話をできないという原理に立ち返り、
自分の知らないことを貪欲に吸収していく姿勢については、意識して継続していきたい。

[もちどさんの感想 · 2012年8月12日]

純粋に、間違えられやすい故事成語を紹介する本だと思って読み始めたのだが、諸所に挟み込まれる著者の私見があまり自分の意には沿わなかった。言葉自体は多く取り揃えてあって、読み応えはあるのに、少し残念。

著者プロフィール

１９２９～２０１１年。
文学者、書誌学者、元関西大学名誉教授。
著書多数。1980年『完本 紙つぶて』でサントリー学芸賞、2004年『文豪たちの大喧嘩 鷗外・逍遥・樗牛』で読売文学賞研究・翻訳賞、2006年『紙つぶて 自作自注最終版』で毎日書評賞ほか受賞。

「2016年 『谷沢永一　二巻選集　下　精撰人間通』 で使われていた紹介文から引用しています。」