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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344003491
作品紹介・あらすじ
町辻に立てられた盗っ人一味の頭「大沼の蔵六」の似顔絵。しかし蔵六ら一味は似顔絵を見てほくそ笑んでいた。彼らは変装をした顔で盗みを働いていたからだ。その事に気が付いた公事宿の居候・菊太郎は同心組頭である弟・銕蔵に命じ、変装後の似顔絵を数枚高札場に貼らせる。一方、蔵六らは最後の盗みに入ろうとした途中、出くわした火事場で逃げそびれた子供がいることを知り、命の危険を顧みず火の中に飛び込む。菊太郎が自らの過ちを認めた表題作をはじめ、金や権力では計れない人間の価値を問う六編を収録した時代小説シリーズ最新刊。
感想・レビュー・書評
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8作目
ここまで読んでも主人公の菊太郎とお信に魅力を感じられない。
不思議なシリーズ。
主人公よりその周りの鯉屋の面々が楽しい。如才なく、でも一本通った店主の源十郎、下代の吉左衛門。
丁稚の正太に鶴太。
この二人の掛け合いはドリフの丁稚コントを思わせるけど。
仁吉の仕置
寒山拾得
神隠し
恵比寿町火事
末期の勘定
無頼の酒
鬼平を思わせる展開の話が多かった。
どうも比べてしまうせいか、今ひとつ盛り上がらない。
そういえば、京都のところてんは黒蜜って聞いていたけど、この本では酢醤油だった。本当はどうなんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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