ももこの70年代手帖

  • 幻冬舎
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本棚登録 : 251
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344006911

作品紹介・あらすじ

ももこワールドのルーツをめぐる楽しいエッセイです。

感想・レビュー・書評

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  • さくらももこさんより6〜9歳年上の自分の両親にとって、70年代は青春時代を過ごしたタイミングだと思う。その空気感を知ることができてよかった。

  • 対談形式でさくらももこさんの見た70年代が
    いきいきと語られていて、昭和のレトロな楽しさがいっぱい!

    アポロチョコがあの月に行ったアポロがきてるとは!
    今まで全然結びつけたことがなくてびっくり!

    万博やパンダやモナリザが初めて日本に来た時の話、
    ももこさんの時代のリカちゃんやままごと、
    自分の経験と少し違う同じルーツのお話もおもしろいっ♡
    そして、リカちゃんのカレシのマサトくんがチャラく…、
    なんならリカちゃんもチャラい…[笑]

    読書の話では「若草物語」や「ハイジ」、「ファーブル昆虫記」
    星新一さんの名前も出てきたり!
    アニメは「魔女っ子メグちゃん」や「ひみつのアッコちゃん」、
    再放送で見てたアニメもいろいろと出てきてわくわくっ。
    昔の魔女っ子アニメはほんとに夢があって大好きだったなぁ♡
    「シュガシュガルーン」みたいに現代でもかわいくて楽しい
    魔女っ子なお話がまた出てきてほしいなぁ♡

    マンガは「ベルバラ」や「キャンディ・キャンディ」
    今から読もうと思ってる萩尾望都さんの「ポー一族」「11人いる!!」
    の話もあって、ますます読むのが楽しみに[^-^]

    ベストテンの話もチラリと出つつ、それはまた80年代帖で…
    と書かれてあるけど、80年代帖が発売されてないのが悲しい…。
    私の子供時代は80年代からがホントのスタートな感じなので
    ぜひぜひ80年代もいつか出してほしいなぁ。

    友達とのんびりと楽しい思い出を1つ1つ
    振り返りながらおしゃべりしてるのを見てるかのような
    テンポのいいタイムマシーン本で楽しかった~♪

  • さくらさんとは4歳しか違わない。
    だから見てきたものが一緒ですっごく親近感。
    だけど、さくらさんほどテレビは見てないかも(笑)
    すっごくいろんな事覚えてて、私はミルコさんと一緒だわ。そんなに覚えてない感じが(笑)
    さくらさんの本は、とってもホッとするな~

  • 70年代についての会話形式エッセイ

    いつものような面白い話や著者の世界観というよりは、70年代の様子が詳しめに書かれている。
    良き古い時代の空気感が素敵。

  • 全く世代では無いが懐かしさは伝わってくるし、70年代って良い時代だったんだなあと思えるエッセイ。語り形式で書かれた部分も多いのですぐ読める。

  • 大好きな本。さくらももこの記憶が幼少期からしっかりとあることに驚く。また、幼少期から自身の感情を細やかにとらえていることにも感動する。さくらももこはテレビや漫画をたくさん見ているだけでなく、よく内容を覚えており、自分なりの見解がある。だから読んでいておもしろい。

  • 70年代。さくらももこさんが5〜15歳だったころをミルコさんとの対談とエッセイで振り返る。(対談より、もっとエッセイを読みたかった)

    当時のテレビや漫画がさくらさんのルーツだということがよくわかった。
    漫画『コジコジ』に登場するキャラクターたちはみんな有名人のサインを欲しがるが、きっとさくらさんが有名人のサインを欲しくてたまらなかった記憶からきているんだろうな、と思った。

    巻頭に5歳のさくらさんと父ヒロシさんの写真が載っていて、なんだか無性に感動してしまった。さくらさんの本にさくらさん自身の写真が掲載されているのはとても貴重な気がする。

  • 「70年代のがんばりつつも間抜けなとりあえず平和なでもちょっと寂しげなそんな匂いをいとおしく思う。」

  • 1965年生まれ、ちびまる子ちゃんのさくらももこさん「ももこの70年代手帖」、2004.9発行です。お馴染み同年生まれのミルコさんとのボケとツッコミですw。私にとっては70年代は20代ですが、お二人にとっては、幼・小・中でしょうか。子供の頃から頭脳明晰、とてもよく覚えておいでです!ボーリング、ペヤングソースやきそば、クレアラシル、使い捨てライター、江川と小林のトレード(阪神ファン急増)、山口百恵、南沙織、兼高かおる世界の旅、なごり雪、神田川、精霊流し、オールスター家族対抗歌合戦、ドカベン、がきデカ・・・!

  • ももこさんと同年代なので、どの話もよくわかった。
    それにしても、思い出を語るだけで、本になるなんて、売れっ子はいい商売だね。
    この時期、テレビの注目度は抜群で、ももこさん程度に覚えているひとはたくさんいると思う。
    対談相手の「ミルコ」という人が、(多分幻冬舎の編集者なのだろう)覚えてなさすぎな気もするが、いいとこの子(金持ちという意味でなく教養のある親の子という意味)は昔からテレビを無制限に見ることはできなかったので、ミルコさんはそういう家の子だったのではないかと思う。馬鹿でなければ、覚えているはず。
    テレビを見放題というのは共働きや商売をしている家の子の特徴で(もちろん、そうでない家もあるでしょうが)、同じく共働き家庭に育って、70年代はテレビを友として育った人間としては、切ない気持がある。
    ももこさんは身に付けた情報を仕事に結び付けられた、まことに稀有な勝者なのだな、と思う。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さくらももこの作品

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