- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344010017
感想・レビュー・書評
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青函トンネルの工事に絡んで函館の郊外に住んでいた内田由貴,三上蓮,江原政人が繰り広げる壮大な物語だが,地元に残った政人,由貴に対して,蓮はパリで大活躍するデザイナーに出世している.その蓮が突如帰国したことから話が展開する.3人の子供時代がトンネル工事の最盛期で,それぞれの親たちの動向がその後の3人の人生に大きく影響していた.内田の父の遺体が数十年ぶりに発見され,田口,菅沼,金子らが捜査を始める.さらに,長塚の遺体がトンネル内で発見され,話は輻輳する.最後はややドタバタした感じだったが,それなりに楽しめた.
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ファッション界と青函連絡路と刑事とあれこれ
ひろがりすぎて中途半端。 -
普通にミステリ。
良くも悪くも無難な出来。 -
青函トンネルの中での殺人事件という面白い題材で、かつプロジェクトXのような、トンネル作成の秘話まで入っており、面白かったです。でも、ファッション界まで入れるのは止めるべきだったのでは・・・?
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40年を超える歳月をかけて建造された青函トンネルが物語の主役。建設工事の関係者のための町ができていた昭和52年、中学生にはトンネルは憧れだった。
27年後、パリで活躍する新進デザイナーの三上は函館に戻ってきた。幼馴染の江原、由貴を巻き込む過去の殺人事件、新たな殺人事件。