開成トップ・理3現役生による東大合格・最新メソッド

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011847

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  • 受験は暗記だ!という現役東大理?生による、受験勉強ハウツー本。語り口はやや過激だが、内容は「復習は必ず翌日にやる!」「参考書は一冊を徹底的にやりこむ!」といったきわめてまっとうなものが中心である。東大理?といえども特に何も特別なことはしていないことがよく分かる。内職の具体的な方法が指南されているのはおもしろかった。ただ、構成としては、英数に比べ、国語の項がやや手薄な感がある。東大でよく出るテーマとして「「科学哲学」「国際関係論」「記号論理学」…」が挙げられているが、記号論理学とは「∀」とか「∃」とかを使う文字通り「記号」を使った論理学であるから、これが現代文で出題されるわけがない。何かの間違いだろう。また、東大教授が書いた文章からは出題されないようだ、と書いてあるが、そんなことはなかったように思う。さらに、小論文も知識勝負!ということで、「理想と現実」というテーマ小論文で、「コーポレート・ガバナンス」「社会的地位の再生産」といった論の流れから言って必ずしも必要でない専門用語が散りばめられた自作の論文を載せて「満点か、悪くても8割以上」は固いと言っているが、こういう論理構成を欠いた総花的論文は受験小論文では評価が低いことは常識である。

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