- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344017894
作品紹介・あらすじ
1万人を超える社員を抱え、国内外に82の支局を構える全日本テレビ協会。ここに、三流部署ディレクターから名実ともにNo.1プロデューサーにのし上がった男がいた。湾岸戦争時に作った1本のドキュメンタリーをきっかけに、受賞歴多数の社会派ディレクターとして名を馳せ、プロデューサーとして手掛けた「チャレンジX」は視聴率20%超の国民的人気番組に。天皇と呼ばれる会長の庇護の下、「選ばれし者」の特別職に誰よりも早く抜擢され、さらなる野望をたぎらすのだが…。悪意と情熱が交差するとき、栄光は汚辱に塗り替えられていく。元NHK看板プロデューサーが書き下ろす問題小説。
感想・レビュー・書評
-
作者はプロジェクトXで知られる元NHKの名物プロヂューサー。小説仕立てではあるもののNHKを舞台に作者の体験をモチーフにしていることは明らかで、このような醜い暗闘が現実にあったのかどうかは疑問が残る。星3つ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
公共放送「全日本テレビ協会」のなかで西悟が「チャレンジX」プロデューサーになり,
「天皇」藤堂の庇護のもとのし上がる。
わざわざ著者の肩書に「元NHK『プロジェクトX』プロデューサー」と書いてある以上,
小説とはいえ自叙伝的なものだろう。
悪役にもそれなりの考えがあるだろうに,描写が一方的で残念。 -
プロジェクトXの元プロデューサーが自らのことを書いた小説。
数々の受賞するなどの栄光の日々から一転、「出る杭は打たれる」親方日の丸体質に心身ともに蝕まれていく。
暴露本的には面白かったが、著者が正義であり、彼を追い詰めていく会社・メディアなどが全て悪いという一方的な書き方には違和感も感じる。プロジェクトXばりに、事実を元にした客観的な文章であったら、また違う感想を持った気がする。
プロジェクトXの最終回がもう一度見てみたい -
NHKの内幕物。
これが事実だとしたら、気の毒ではあるけれど、なんだか憂さ晴らし的な要素が強いように感じた。
結局、上手く立ち回って残っている人に対する妬みなのか、NHKに対する未練なのか・・・ -
除籍本。
-
NHKプロジェクトXの元プロデューサーが書いたNHK実録?本(フィクションという形をとっている).巨大組織だとこういう事もあるのかな~なんて思いながら読んだ.
-
独りよがり感がすごい。
全く物語に入り込めなかった。
途中から斜め読み。 -
社内政治はどこの会社でもある。特段NHKがすごい黒いかと言われるとそうでもない。単純に自分のやった功績を讃えるための自叙伝?