どうしても嫌いな人: す-ちゃんの決心

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018761

感想・レビュー・書評

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  • どうしたら好きになれるんだろう、好きにならなきゃ、すーちゃんの葛藤がすーっと穏やかに私の心に伝わってくる。やさしいすーちゃんに私の心がなぜか癒されるようで・・・。

  • すーちゃんが決心するまでのモヤモヤ感、決心した後のひらけた感。もう何度か通った道だけど、すーちゃんとおんなじ気持ちで、今更ながらホッとした。

  • 益田ミリさんのイラストの中の主人公は
    私に似ている。
    ご自分がモデルなら、益田さんと私が似ているということ。
    だからすごく共感する。
    仕事で身体を酷使した訳じゃないのに
    嫌いな人と一緒に働くだけでどうしてこんなに疲れるのだろう。
    日々感じているそんな気持ちを表したエッセイです。

  • 立ち読み。

    すーちゃんとあかねちゃんのもやもや話。
    すーちゃんのは共感できるが、あかねちゃんのは共感できなかった。

    なのですーちゃんの話に限った感想。
    仕事をやめてほしくはなかった。
    誠実な人が追いやられるのは辛い。
    でも、戦うことが全てではないんだ、と思えた。
    そもそも勝ち負けの問題じゃないしね。

    すーちゃんはやさしいひとだなぁー。

  • ああーその気持ちわかる!と共感できるとこがいっぱい!
    ほかにもシリーズがいっぱいあるみたいだから、是非読みたい!

  • 何か参考になればと思ったけど、やっぱ、このシリーズは独身女性の物語でした。でも、すごく気持ちのわかる作品でした。
    すきなマンガです。

  • コミックエッセイ。

    「まじめだね。なーんて、冗談〜」

    自分の希望が通らないと、ふざけた調子で厭味を吐いてくる店員の向井さんに、疲れてしまう店長のすーちゃん。

    向井さんの毎日の悪口が「おまえはやるなよ」という脅迫に感じてるのに、そんな人に何も言えない自分が、一番嫌になってる。

    一方、キャピキャピな木村先輩の面倒をみないと、周りに泣きつかれて、悪人にされるあかねちゃん。


    嫌いな人を好きになろうとして、できない自分に苦しまなくてもいいんじゃないか。

    すーちゃんの答えに共感しました。

  •  渡邉が久しぶりに読んだ漫画でした。絵もセリフもシンプルでゆるい感じなので、印象通りゆるーい話なのかと思いきや・・・扱っている内容はなかなか重いことに後半気づきました。
     一言で言うと「今どきの30代女子」がテーマ。メインテーマ;職場の人間関係、裏テーマ;結婚という感じです。主人公のすーちゃんといとこのあかねちゃんが日々、悩み感じたことが長い四コマ漫画みたいに、短いセリフでとつとつと綴られていきます。
     最初のうちは、二人ともとりとめもない思いで堂々巡りをしていて、発展がないように思えました。でも、終盤、この「とりとめもない悶々」がそれぞれの人生の転機につながります。軽い漫画と油断していた私は、急にシリアスな展開になり不意を突かれました。
    (人によっては「そんな風に人生決めていいの?」と思うかもしれませんが・・笑)
     二人の悩みは誰もが経験しそうなもの。あっちゃんが言っていた通り、お店で立ち読みする人が多いのもわかります。でも、だからと言って、単なる30代受け狙いと片付けられない気もするのです。この漫画、ゆるいようでいて、ところどころはっとする言葉が出てくるのですが、その中のひとつに以下があります。
     あかねちゃん;心の中が不安でいっぱいになるくらい、あたしにはあたしの人生がずっしり重たいんだもん。誰にもあたしの人生を軽く見積もられたくはないんだ。

    「仕事」も「結婚」も、ありきたりなようでいて一人一人にとっては深刻な問題。決心もいるし、勇気もいる、ときには犠牲もリスクも伴う。表現の仕方としては軽くても、今の30代やその周辺の年代が直面している人生の課題を、浮き彫りにしているように私には思えました。ちょっとかしこまりすぎた捉え方かな(笑)。

    ちなみに、関連リンクとして以下をご紹介します。

    NHK首都圏プロジェクト ミドルエイジクライシス 『女性たち ゆれる生き方』
    http://www.nhk.or.jp/shutoken/project/mc2/

    先週、朝のニュースで毎日見ていたドキュメンタリー。同じ「30代女性の悩み」を扱っても、一歩伝え方を変えると危機感、切迫感があります。ゆるいマンガでもその背後にある現実は、社会問題化するほど厳しいんですね。

    以上、感想遅くなってごめんなさい!!あっちゃん、ご紹介本当にありがとう!

  • 内容がタイムリー!
    今日、決定的に『大っ嫌いだ!!』と思った職場の同僚(2人)。
    もちろん口に出す事なんて出来ず悶々とし、その気持ちをとりあえず日記に書いた2時間後、ブラっと入った本屋でこの本を見つけた。
    私って、こういう引きがあるんだよなぁ。
    しかも、主人公すーちゃんと同い年だし。
    読んでみると、『分かる分かる。』と共感する所が多い。
    だけど、すーちゃんってやっぱり『優等生』で実際にいたら面白くない人間ではないか?
    すーちゃんみたいな良い人に憧れつつ、多少の反感も感じてしまう。
    私は嫌いな人から逃げずに戦っていく結末が見たかった。
    すーちゃんの決心はアリだけど、そう出来ない人間の方が多いと思う。
    って、熱くなってしまった。。。
    はぁ、生きて行くって大変よね。

  • 私自身はまだ学生で、すーちゃん達の世代では無いのですが…このシリーズ好きです。
    読んでいると共感出来る部分たくさんあるし「無理しなくて良いんだな」って気持ちにさせてくれます。
    色々あるのが人間だもの。

    絵柄もシンプルで癒されるので気軽に読めます。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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