参考書が最強! 「日本初! 授業をしない塾」が、偏差値37からの早慶逆転合格を可能にできる理由
- 幻冬舎 (2015年3月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344027459
作品紹介・あらすじ
授業はいらない!受験勉強で最も大切なことは、1.1冊の参考書を完璧に覚えること。2.基礎から志望校のレベルまでの参考書を次々、完璧にしていくことです。
感想・レビュー・書評
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今回の本は『本が好き!』様からの献本です。ありがとうございます。
サブタイトルが日本初!「授業をしない塾」が、偏差値37からの早慶逆転合格を可能にできる理由だ。「へーソウケイ」なんてふと思ったが、この本を読むと予備校業界の「不都合な真実」が浮き彫りになってきた。
予備校は、ボランティア活動の一環で授業をしているわけではなく、商売で行っている点を忘れてはいけないと改めて思った。予備校の授業形態としては、通年、春期、夏期、冬期、直前といった具合に、時期ごとのたくさんの講座が用意されている。予習や復習が行き届かないうちに、次の講座申込みの時期がやって来る。本当に必要なのか、本当に復習まで行って自分の血となり肉となるかどうか自問自答して受けないといいカモになってしまう。
その点に気づいて、参考書を主体とした学習で逆転合格を導いている武田塾。あの慶応大学に合格して話題になったビリギャルも自分のレベルに合ったものからこなして行っている。志望しているからといって安易に東大コース、京大コースを取るとついて行けない可能性がある。
大学受験に関する本だが、社会人が受験する試験にも応用が可能だ。学校や予備校の都合に合わせるのではなく、自分の都合つまり「自己チュー」で試験勉強を行うのがいい。
それにしても、あの佐藤優がこの本を読んでいたとは驚きだ。これはと思った本はなんでも読むのだなと思った。