- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031890
作品紹介・あらすじ
女の子は長期戦、男の子は短期戦。0歳から高3まで、試行錯誤の集大成、大公開!
感想・レビュー・書評
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[墨田区図書館]
著者を知ったのは本書が初めて。ダメだな、10年前に知っておきたかったことがずらり。それでも10年前に読んでも、自分はこんな苦労しなくても大丈夫、と勝手に思い上がっていたかもなぁ。
初回だったので本書は色々と背景や考えも知れてよかったけれど、恐らく私のバイブル?とすべきなのは、「志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100」のほうなのかも?まだ読んでいないけれど、ブクログの書籍紹介に書かれた下記の内容は、まさにこちらでも語られていたことだし、恐らく「志望校は~」のほうがシンプルに書かれている気配。この後に借りて読んでみよう。
それに本書の特徴は末子である「女児」に対する対応が書かれているので、そういう意味では男児の我が家によりあう、特化した本を探したほうがいいかもな。
<<小学校時代に克服したい苦手克服法>>
・1ヶ月など長期だと嫌になるので、1週間程度のスケジュールを立ててそれを繰り返したほうが効果があがる。
ノート1ページを縦に半分区切り、左に①いつ(朝、夕飯前、夕飯後の3回がベース)②何をするか予定をたて、右に実際に行った内容を書く。
・苦手があれば、3学年『以上』戻る。中三で数学が苦手なら、中1ではなく、小4くらいまで。小4~小6なんて3ヶ月くらい。薄い問題集を1冊買ってやってみて。
・[国語]漢字は基本。四字熟語やことわざは新聞で用例をピックアップ。長文読解はできれば自分、無理なら親が音読してから解かせるとよい。
・[算数]文章題は国語の読解力が必要。親が意味ごとに区切りながら読み上げて問題の内容をイメージさせる。文章題は暗記すると成績アップ。とにかく問題をたくさん(10~20ではなく、100~200、不足なら1000問解く覚悟)解くと解答パターンの思い出し応用が利く。
・[社理]覚えるべきことは覚える。新聞でリアルな社会問題を知る。社会の山地山脈・海流・川・火山帯・県と県庁所在地、工業地帯などの産業、名産品や伝統工芸を覚えるには白地図に記入する。
<<中高時代の勉強法>>
・小テスト、中間点期末の定期テストを大事に。テスト2週間前から、暗記項目や苦手な科目を先に、国語は漢字を覚えておく。中2くらいまでは試験勉強のプランを一緒に建てると良い。
・[英語]覚えるべきこと(単語熟語、名詞の複数形、動詞の三単現s、動詞の活用など)を覚えたらまずは構文。苦手分野があったら、その分野だけの薄い問題集(単語は簡単なものを)を用意して、5回くらい解く。
・[数学]1問/ページで問題を解き、出来なかったら下段に赤字で間違えた理由(計算ミスならどういう間違いなのかその内容も、全くわからなければ「解答を見て理解」など)、も書く。この積み重ねで開放パターンが分かるようになる。
・成績は問題集で上げる。4割理解したら問題集へ。解けなければ赤字で書き込む。3回も繰り返せばマスターするはず、ダメなら5回でも10回でも!
・見直し復習で問題集をやる場合は、順番にやらず、各章ごとなど飛ばしでいいから、「まずは最終ページまで辿り着くこと」。
・問題集を何回もやる場合に全部やるのが大変なら、偶数ページだけ、前回間違えたものだけ、ノートの色を変える、など工夫を。
・ノルマは量で決めず、時間で決める。その代わり、「問題集を2回する」など目標を決めて1問ずつていねいにやる。
・苦手な勉強は1科目ずつ。また、1教科を1週間続けると脳が活性化する。
<<大学受験のスケジューリング>>
・①まず赤本を買い、②受験まで「何分」使えるか、③何回過去問が解けるかを計算し、必要な勉強量を日レベルまで落とし込んで毎日の課題を明確にする。また、高2までに英語か数学が一通り終わっていること。数Ⅰ、数Ⅱはできれば高3夏休み前に攻略すること。
・[英語]英文法は同じ問題集を3回(1回目は写経もどき、2回目は半分読み物、半分問題集、3回目は問題集)買って解く。2000単語の暗記は50語/日(×40日)、頻出順のCDを聞きながら、但し日本語の意味は無視して声に出して読む。次に100語/日(×20日)、同じように行う。2000語読めるようになったら、最後に50語/日ずつ、意味を合わせて覚えていく。この方法は「読めるけれど意味が不明な言葉あると、意味を知りたい欲求にかられる」という人間心理をついている。
・[数学]数Ⅰと数Ⅱでは、数Ⅱのほうが楽。薄い問題集を3回解く。
・[社会]高3秋のスタートで間に合う。教科書を読む山川出版社の教科書は文章が美しく、この1冊をやればセンター試験は万全。まずは「政治の流れ」を「地域ごと(ヨーロッパ→インド→アフリカ→東南アジア→中国・韓国など)」に覚え、「1問1答」方式の問題集の対象章だけを解いて覚える。大体理解出来たら、「文化」だけの1問1答問題集で文化の項目も覚えていく。「日本史」「地理」も同じで、秋に始めて年内に終わらせておく。
・[国語]高2の秋に他教科の日程のすき間に「癒し」として入れていく。「古文」は文法を。必須古語は約200語。飽きやすいのですき間時間に。「現代文」はセンター試験の過去問などで。「漢文」は短期でマスターできるので、高2の10、11月の土日を使って勉強すると良い。「漢文早覚え速答法/学研マーケティング」を使った。「論説文」は出題者の主張に沿った答えを出すこと。センター試験の過去問は東大二次の試験の勉強にもなる良問。なぜなら記述式がなくシンプルな解答なので、"解答の仕方を学べる"から。
・[理科]問題集を3回解く。
<<「志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100」の紹介から>>
■勉強の考え方
・「東大に行かせよう」という魂胆が見えると、子どもはついてこない
・中途半端な目標は立てない。何事も「100点」を目指すつもりで
・宿題の丸つけは親がする! バツを「非難のバツ」にしない など
■時間とスケジュール
・3歳までに絵本を「1万冊」読む。読んだ数は正の字でカウント
・勉強のスケジュールはママが考える。子どもの性格に合わせてはめ込む
・1日のタスクは「壁に貼る」。「見える化」でモチベーションアップ など
■勉強道具やツール
・カレンダーは2ヶ月分貼る。何事も「準備万端」の気持ちで
・スマホは「巾着袋に入れて預かる」。必須のツールだからこそルールが必要 など
■しつけと声かけ
・「結果」ではなく「過程」をほめる
・「よその子」に言えないことは、「自分の子」にも言わない など
■家族・家庭のルール
・子育ての責任は「シェアしない」。中途半端な口出しはいらない
・両親は「部屋の壁紙」。常に笑顔で、「明るい壁紙」になる など
■幼児期のポイント
・育児の最終目的は「自活」。曖昧な「自立」に振り回されない
・「伝統」を鵜呑みにしない など
■小学校のポイント
・子どもの通知表は「見ない」。「曖昧な評定」でレッテルを貼らない
・習い事のやめどきは「到達目標」で決める など
■中学・高校のポイント
・「反抗期」はない! これまでの「理不尽の種」が芽吹くだけ
・勉強は孤独な戦い。「受験に恋愛はいらない」の真意 など -
中受よりは大受の話が多い。
女の子の勉強の取り組み方が参考になった。 -
3歳以上
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相変わらず子供への愛が溢れまくっている。
自分はここまでできるのだろうか…多分無理…と思いながら読んだ。
・学習習慣のつけ方
・主役は子供、親はとにかくサポートに徹する。
・小学校低学年までに、ひらがな(とめ、はね、はらいなどしっかり)、一桁の計算、九九を完璧にする
・中高時代、大学受験の勉強法
…など、なるほどと思うことが多かった。
自分が佐藤家に生まれていたら東大が母校だったのかな(笑)
子供の勉強のやり方に不安があったらこれを読んで軌道修正していきたいと感じた。
うちの娘は「勉強嫌~い」とか言っているが、基本的に勉強(新しい知識を得ること)は楽しいと思うんだ。
とりあえずひらがな、一桁の計算、九九を頑張ろう。 -
佐藤ママの娘さんの子育てや学習サポートの内容が追加されていて面白かった。
子供の個性がちがうように自分の子供に合ったサポートは何か考えたい。 -
結局、問題集を繰り返し沢山やれということ。著者の本を二冊続けて読んだけど、この人のやり方はそもそも勉強を習慣づけることに悩んでいるような親には役に立たない。お子さん達は小学生のときに進学塾にも入っているので「普通に学校の勉強ができればいい」なんて思っている親とは立場も考え方も違う。手もかけているがお金もかけているお母さんなのだ。