3男1女 東大理III合格百発百中 絶対やるべき勉強法

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031890

作品紹介・あらすじ

女の子は長期戦、男の子は短期戦。0歳から高3まで、試行錯誤の集大成、大公開!

感想・レビュー・書評

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  • ・女子は本質的に受験にむいいていない。女子は思春期に体調の変化があり、接し方に気をつける必要がある。学校での人間関係にも悩みやすい。体力的にもハンデがある。

    ・女子の場合、時間をかけ、長いスパンで勉強をすすめるのが良い。小2から塾に行くとか。国立大学の5科目入試に対応するには、「長期戦」・「先行逃げ切り型(十分に時間をかけて準備する)」が有利。 安全型の受験が有利だと考えて、早めに勉強を開始する。

    ・受験にギャンブル性があるとしたら、「ギャンブル性を減らす」ことが重要になる。どんな問題が出ても動揺しないように、地道に努力を積み重ねる。

    ・睡眠時間が大事。

    ・知識は人生を豊かにする。知識があることで論理的に考えることができ、善悪を判断する力が養われる。勉強はテストだけでなく、実生活でも役に立つ。

    ・18歳までは子供に寄り添い、学力のサポートもするが、その後はその子が自由に決めたら良い。★18歳まで一生懸命に育てて、その後は本人の好きにさせるのが子育ての美学。

    ・★受験は追い詰めない。一人ひとりに個性がある。その個性はなかなか変わらないので、どうその個性を伸ばすかを考えて、伸ばせるように工夫する。

    ・親からは具体的な学校名はいわない。「〇〇に入れ」など。プレッシャーと、うまく行かなかった場合にネガティブになる。だから具体的な学校名は口にしない。学校を考えるのは、6年になってからでOK。それまでは、基礎力・実力をひたすら上げる。

    ・★こどもがいつもにこにこしていたら、勉強はうまく行っている。逆に重苦しい暗い表情をしていたら、やり方(勉強法)が間違っている。

    ・子どもは最初から「机で勉強する」習慣はついていない。エンジンがかかるまでは寝そべって勉強しても良いなどで、「勉強へのこころのハードルを」下げるように設定する。

    ・★勉強とは、がんばってするものではなく、息をするように「習慣的に」するもの。頑張るのではなく、淡々とやると、辛くない。

    ・浜学園はテキスト・カリキュラムともに優れている

    ・苦手なものは「こんなにやるの?信じられない!!!」というくらいやるのがコツ。(例えば単位の換算)

    ・単位の換算が苦手などのばあい、テストのときにまず空欄に公式や換算ルールを書いてから取り組むと良い。

    ・★易しい問題のときに、計算式を書かないで暗算でやるのはだめ。易しいものでも、ちゃんと式を書く。「手を抜かない」のが大事。…基本的なところを手抜きすると、土台が崩れやすい。

    ・★そろばんの名人の寓話。どちらが本物か?を見抜くときに「1+2=いくつか?」を質問し、暗算ではなくそろばんを使ったほうを本当の名人とした。
     
    → 名人こそ、どんなかんたんな問題でも手抜きをせずに、きっちりと段階を踏んで、答えを出す。

    ・大学入試では、8-10月に、30年分の過去問をやる。傾向と、時間配分を知るのに有効。

    ・合格には「情報」が大事。
     ・何を、どれくらいやれば目標に到達できるのか?を把握する
     ・例えば、くもん→浜学園→洛南→鉄緑会→大学
     ・英語を先取りして、中学時代に高1~高2レベルにしておくなど。
     ・高2でオープンキャンパスに行って雰囲気を知る。

    ・★英語長文は、こどもが英文を目で追いながら、親が同じ文の和訳を読む。この同時通訳方式だと長文読解も楽に終わる。古文の長文や漢文も同様。

    ・問題集は大きくて重いので、バラす。ばらしてコピーして薄いノートにして分けておくといつでも持ちあるける。

    ・★実家はたのしかったなぁと子どもが思い出せる家庭にする。

    ・幼児語で話かけない。ほらぶ~ぶだよ~みたいな。「車が来たよ」とする。

    ・★子どもに何かを頼むとき「なぜ」を足して伝えるようにする。「タオルとってきて」ではなく「ハンバーグをこねていて、手が離せないから、タオルをとってきてくれる?」とする。

    → 勉強したくないときにも、理由を説明できるようになる。

    ・小さきときはすぐできるようになる。おとなになってから勉強すると、なかなかできない。

    ・学習習慣は「毎日何時から」ときめない。
     ・遊びに集中しているときは、中断させない。
     ・毎日何時から、と決めない。
     ・ノルマを決めない。
     ・休んでもいい。(が、できるときには、する)
     
    ・テレビは、なし。

    ・★子どものレベルに合っている教材とは、8割スラスラ、あとの2割は難しい、と感じるもの。

    ・親は勉強が軌道に乗るまで付き合う。

    ・ひらがなはいい加減にかかない。いい加減に書く子は、なんでもいい加減に済ませてしまう。カタカナは、ツ・シ・ソ・ンの4つのかき分けがしっかりできるようにする。

    ・★消しゴムで「しっかり」消すことも勉強のうち。

    ・九九は、理論より暗記。あとから意味がわかるので丁度いい。

    ・小学生の学習
     ・1週間の計画ノートをつくって、計画を建てる。1ページを左右に区切り、左ページの左に「何を」、右に「いつするか」を書いておく。右ページには、実際に行ったことを書く。できたら◎、できなかったら✕を書く。

    ・苦手があれば3年戻って勉強する。中3なら、中1のやつをやる。学年をさかのぼって復習すれば、伸びる。

    ・★漢字も計算問題も、広いスペースをつくってあげると不思議と間違いが減る。

    ・算数の勉強:
     ・おかあさんが問題をよんであげると、内容が頭に入る。

     ・★自力型算数と、記憶型算数。
      記憶型は「こうきたら、こう!」と方を徹底的に憶える。たくさん解くうちに、開放が理解できるようになる。苦手なものは「とにかく数をこなす」しかない。10-20問ではだめで、100-200問解くと良い。

    ・答えが間違っていた問題をみなおす際に「惜しい」「全く歯が立たない」の場合は「惜しい」ほうだけの復習をすればOK。

    ・★塾に行かせる場合も、いかせっぱなしにしない。宿題はしているかどうか、テストの成績はどうか、を把握する。


    ・★理解度は、「私に教えて!」でわかる。血となり肉となるレベルでないと、人には教えられない。難しいことを易しい表現で教えられるのが最高の理解度。

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    中高時代

    ・小テストをおろそかにしない。小さいものを大事にしないと、大きいものはできない。
    ・中間・期末テストは、2週間前から準備をはじめること。
    ・時間がかかる暗記科目は、初めの方に。
    ・勉強計画が苦手な場合、親が計画づくりを鉄だてあげても良い。(中学2年生まではこのママも計画づくりを手伝っていた、とのこと)
    ・★英語はまず「構文」。薄い問題集を買って、やりきる。繰り返すと早くなる。5回繰り返すと、3回目くらいからぐんと早くなる。

    ・★数学は、4割理解したら、問題集をみる。いくら仕事のルールをおそわっても、実際に仕事をしないことには、わからないのと同じ。どうやっても習熟することはないので、実戦へ。

    ・参考書ではなく、問題集。最初から問題を解いていくほうが、理解が進みやすい。

    ・最初はぜんぜんできないが、それでOK.。解法をみて、赤字で答えをかいて次に進む。同じ問題集を繰り返していると、マスターできるようになる。3回繰り返すとかなりできるようになる。

    ・★最初から全ページやらなくてもOK。一度、「頂上(=最終ページ)」までたどり着くことを最重要目標にしてすすめる。頂上が見えれば安心する。全体を俯瞰し、自分が今どこら変化?を把握できれば、楽しくなる。

    ・勉強のノルマはページ数ではなく、時間にするほうがいい。

    ・★苦手な分野が複数ある場合、ひとつひとつ潰していくこと。図形と代数の2つがわからない場合、どちらかやりやすい方から、潰していく。そこにあるテーマをまずひとつクリアすると、余裕につながる。

    ・★1教科を、1週間続けると、脳が活性化する。1日で英語と数学半分づつ、より、1週間英語だけ、つぎの1週間は数学だけ、のほうが効率が良い(頭もシンプルになる)

    ・★大学受験は勉強計画のマネージメントが必要
     ・1:豆本をかってくる。問題を得というより、敵のレベルと傾向をしる。リサーチ。
     ・2:受験までどれくらい時間が使える?をはじき出す。…危機感も感じられる。
      3:勉強スケジュールを建てる。一日に何をどれくらいするか?を見える化する。
    ・英文法は「写経」 ・同じ問題集を3冊買って、3回解く。  ・1回目は「写経」のつもりで。書き写す。単語には気を取られない。  ・2回目は、半分問題、半分読み物。  ・3回目は、問題集としてとく。
    ・単語の暗記。 ・1回目:★1日50個。CD(音声)で読んでいく。読むだけ! ・2回め:口にだして読むだけ!覚えようとしない。 ・3回目:最後に意味確認しながら読む。意味が知りたいので、スポンジのように吸収できる。
    ・数学もまずは答えを写経すればOK。写経方式。1回目は、答えを写経する。2回め、3回目から問題をとき始めるようにする。
    ・山川出版社の教科書は日本語が美しい。
    ・コピー機は受験の必須道具!
    ・受験の問題は、切り口を変えてなんども出てくるものが多い。基礎力がしっかりしていれば、切り口が変えられても対応できる。

  • ・ お弁当箱
    ・ 1 mm の赤ボールペンで採点
    ・問題集はコピーして解答欄を開けたノートを作成
    ・科目ごとのファイルボックス
    ・苦手な繰り上がりの足し算は壁に貼る。斜めに。 色を変えて変化をつけるが、一枚は黒字の物を入れる(目に入りやすいように)
    ・ 問題集にインデックスを付ける
    ・問題集は3周。色を変えると気分転換に。あえて無地のノートを使うと本番への準備になる。

    ・よく勉強ばかりしていても頭でっかちになるだけで人間性が欠けると言われるが、知識があるからこそ論理的に考えることができ善悪を判断する力が育つ
    ・子供がいつもニコニコしていたら勉強はうまくいっている。重苦しいような表情をしていたらやり方が間違っているので勉強法を変える。その子の将来を思って幸せになるために受験するのに、悲しい顔をしていたら本末転倒。

    ・三色ボールペンはノック式だと色を出す時間がもったいないので使わない。 赤、 青、 緑の3色のみ。

    ・ リビング学習 字を勉強する時期以外はどんな姿勢で勉強してもいいことにしていた。エンジンがかかってきたら机に向かう。

    ・過去問は各予備校の予想問題も含めて
    ・分厚い過去問は製本し直す

    ・初めから自立を求めるのではなくて、はじめは親がやってあげて、やってみせる。 やり方を見て覚えたら、子供は自分でやる。

    ・ 朝、「 今日はプリントを3枚やってね」 と言うと一日中プレッシャー。 幼稚園から帰ってきておやつを食べて一休みしている時間帯や、幼稚園に行く前に今はエネルギーいっぱいだなと思える時間帯。ちょっとやってみる? と声をかける。 1日10分程度。
    ・色をつけたりシールを貼って勉強タイムを楽しく。 クレヨンやマーカーを使って気分転換。
    ・勉強が軌道に乗るまでは手伝う。ノートと下敷きペンケースを出してあげる。

    ・あいうえお表を貼ってもひらがなは覚えられない。同じ文字がつくものがたくさん書かれたカードを見せる。
    ・ひらがなの止め跳ね払いは完璧に。市販のドリルは根こそぎ購入
    ・数字も丁寧に書く。
    ・苦手な足し算は30枚、 1ヶ月壁に貼って覚える。色々な色のペンで書いたり斜めに貼ったり。

    ・スケジュールは1ヶ月など長期間だとそれだけで嫌になるので、一週間程度で。できなかったものをその日の次の時間に繰り越すとノルマが増えて嫌になるので、できなかった文は時間が取れる夜や翌日に回す。

    ・地図帳は5冊購入して部屋のあちこちに置いていつでも見られるように。出版社に問い合わせて送ってもらうか教科書の取次会社で購入できる
    ・理解度は「 ママに教えて」でわかる。
    ・ノルマは量で決めず時間で決める。
    ・問題集は同じものを3冊買ってきて3回とく。1回目は写経のつもりで書き写す。2回目は半分読み物、 半分問題集の感覚で。3回目は問題集として解く。ノートの色を変えてもいい。
    ・英単語もう始めは意味覚えようとはせず口に出して発音する。意味を合わせるのは最後・人は読めるけれども意味が不明な言葉があると意味を知りたい欲求に駆られる。

    ・スマホのルール 帰宅したらスマホは電源を切ってかばんの奥にしまう。暗記科目で調べる必要がある時は母のスマホを使う。就寝前にスマホの電源を入れ友人からの LINE などに返信。
    ・神頼みも受験に必要なし。するなら高2までに済ませておく。お守りなどは父母がもらってくる。

    ・子育ても受験も勉強も、我慢比べではありません。親も子供も楽しく笑顔でないと効果も上がりませんし、いい思い出になりません。

  • [墨田区図書館]

    著者を知ったのは本書が初めて。ダメだな、10年前に知っておきたかったことがずらり。それでも10年前に読んでも、自分はこんな苦労しなくても大丈夫、と勝手に思い上がっていたかもなぁ。

    初回だったので本書は色々と背景や考えも知れてよかったけれど、恐らく私のバイブル?とすべきなのは、「志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100」のほうなのかも?まだ読んでいないけれど、ブクログの書籍紹介に書かれた下記の内容は、まさにこちらでも語られていたことだし、恐らく「志望校は~」のほうがシンプルに書かれている気配。この後に借りて読んでみよう。

    それに本書の特徴は末子である「女児」に対する対応が書かれているので、そういう意味では男児の我が家によりあう、特化した本を探したほうがいいかもな。

    <<小学校時代に克服したい苦手克服法>>
    ・1ヶ月など長期だと嫌になるので、1週間程度のスケジュールを立ててそれを繰り返したほうが効果があがる。
    ノート1ページを縦に半分区切り、左に①いつ(朝、夕飯前、夕飯後の3回がベース)②何をするか予定をたて、右に実際に行った内容を書く。

    ・苦手があれば、3学年『以上』戻る。中三で数学が苦手なら、中1ではなく、小4くらいまで。小4~小6なんて3ヶ月くらい。薄い問題集を1冊買ってやってみて。

    ・[国語]漢字は基本。四字熟語やことわざは新聞で用例をピックアップ。長文読解はできれば自分、無理なら親が音読してから解かせるとよい。

    ・[算数]文章題は国語の読解力が必要。親が意味ごとに区切りながら読み上げて問題の内容をイメージさせる。文章題は暗記すると成績アップ。とにかく問題をたくさん(10~20ではなく、100~200、不足なら1000問解く覚悟)解くと解答パターンの思い出し応用が利く。

    ・[社理]覚えるべきことは覚える。新聞でリアルな社会問題を知る。社会の山地山脈・海流・川・火山帯・県と県庁所在地、工業地帯などの産業、名産品や伝統工芸を覚えるには白地図に記入する。

    <<中高時代の勉強法>>
    ・小テスト、中間点期末の定期テストを大事に。テスト2週間前から、暗記項目や苦手な科目を先に、国語は漢字を覚えておく。中2くらいまでは試験勉強のプランを一緒に建てると良い。

    ・[英語]覚えるべきこと(単語熟語、名詞の複数形、動詞の三単現s、動詞の活用など)を覚えたらまずは構文。苦手分野があったら、その分野だけの薄い問題集(単語は簡単なものを)を用意して、5回くらい解く。

    ・[数学]1問/ページで問題を解き、出来なかったら下段に赤字で間違えた理由(計算ミスならどういう間違いなのかその内容も、全くわからなければ「解答を見て理解」など)、も書く。この積み重ねで開放パターンが分かるようになる。

    ・成績は問題集で上げる。4割理解したら問題集へ。解けなければ赤字で書き込む。3回も繰り返せばマスターするはず、ダメなら5回でも10回でも!

    ・見直し復習で問題集をやる場合は、順番にやらず、各章ごとなど飛ばしでいいから、「まずは最終ページまで辿り着くこと」。

    ・問題集を何回もやる場合に全部やるのが大変なら、偶数ページだけ、前回間違えたものだけ、ノートの色を変える、など工夫を。

    ・ノルマは量で決めず、時間で決める。その代わり、「問題集を2回する」など目標を決めて1問ずつていねいにやる。

    ・苦手な勉強は1科目ずつ。また、1教科を1週間続けると脳が活性化する。

    <<大学受験のスケジューリング>>
    ・①まず赤本を買い、②受験まで「何分」使えるか、③何回過去問が解けるかを計算し、必要な勉強量を日レベルまで落とし込んで毎日の課題を明確にする。また、高2までに英語か数学が一通り終わっていること。数Ⅰ、数Ⅱはできれば高3夏休み前に攻略すること。

    ・[英語]英文法は同じ問題集を3回(1回目は写経もどき、2回目は半分読み物、半分問題集、3回目は問題集)買って解く。2000単語の暗記は50語/日(×40日)、頻出順のCDを聞きながら、但し日本語の意味は無視して声に出して読む。次に100語/日(×20日)、同じように行う。2000語読めるようになったら、最後に50語/日ずつ、意味を合わせて覚えていく。この方法は「読めるけれど意味が不明な言葉あると、意味を知りたい欲求にかられる」という人間心理をついている。

    ・[数学]数Ⅰと数Ⅱでは、数Ⅱのほうが楽。薄い問題集を3回解く。

    ・[社会]高3秋のスタートで間に合う。教科書を読む山川出版社の教科書は文章が美しく、この1冊をやればセンター試験は万全。まずは「政治の流れ」を「地域ごと(ヨーロッパ→インド→アフリカ→東南アジア→中国・韓国など)」に覚え、「1問1答」方式の問題集の対象章だけを解いて覚える。大体理解出来たら、「文化」だけの1問1答問題集で文化の項目も覚えていく。「日本史」「地理」も同じで、秋に始めて年内に終わらせておく。

    ・[国語]高2の秋に他教科の日程のすき間に「癒し」として入れていく。「古文」は文法を。必須古語は約200語。飽きやすいのですき間時間に。「現代文」はセンター試験の過去問などで。「漢文」は短期でマスターできるので、高2の10、11月の土日を使って勉強すると良い。「漢文早覚え速答法/学研マーケティング」を使った。「論説文」は出題者の主張に沿った答えを出すこと。センター試験の過去問は東大二次の試験の勉強にもなる良問。なぜなら記述式がなくシンプルな解答なので、"解答の仕方を学べる"から。

    ・[理科]問題集を3回解く。


    <<「志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100」の紹介から>>
    ■勉強の考え方
    ・「東大に行かせよう」という魂胆が見えると、子どもはついてこない
    ・中途半端な目標は立てない。何事も「100点」を目指すつもりで
    ・宿題の丸つけは親がする! バツを「非難のバツ」にしない など

    ■時間とスケジュール
    ・3歳までに絵本を「1万冊」読む。読んだ数は正の字でカウント
    ・勉強のスケジュールはママが考える。子どもの性格に合わせてはめ込む
    ・1日のタスクは「壁に貼る」。「見える化」でモチベーションアップ など

    ■勉強道具やツール
    ・カレンダーは2ヶ月分貼る。何事も「準備万端」の気持ちで
    ・スマホは「巾着袋に入れて預かる」。必須のツールだからこそルールが必要 など

    ■しつけと声かけ
    ・「結果」ではなく「過程」をほめる
    ・「よその子」に言えないことは、「自分の子」にも言わない など

    ■家族・家庭のルール
    ・子育ての責任は「シェアしない」。中途半端な口出しはいらない
    ・両親は「部屋の壁紙」。常に笑顔で、「明るい壁紙」になる など

    ■幼児期のポイント
    ・育児の最終目的は「自活」。曖昧な「自立」に振り回されない
    ・「伝統」を鵜呑みにしない など

    ■小学校のポイント
    ・子どもの通知表は「見ない」。「曖昧な評定」でレッテルを貼らない
    ・習い事のやめどきは「到達目標」で決める など

    ■中学・高校のポイント
    ・「反抗期」はない! これまでの「理不尽の種」が芽吹くだけ
    ・勉強は孤独な戦い。「受験に恋愛はいらない」の真意 など

  • 序文で、私にもう一人子供がいても(東大理3)合格させる自信があります、というこの自信は並大抵のものではありません。

    なぜなら、勉強するのは、母親ではなく子供だからです。

    しかし、本書を読めば、彼女も受験競争という世界で子供と一緒に戦っていることがわかります。

    佐藤家では、子供優先(子供が母親を頼りにする時間は短いのだからできるだけ子供のそばにいるという決心をして、父親、家事は後回し)ですので、父親の理解や協力も必要でしょう。

    そしてこの本には、素晴らしい英才教育のノウハウがつまっています。

    例えば、こんな話。

    セミロングの長女はバスタイムで40分、ドライヤーで髪を乾かし手入れするのに40分、その長さをロスタイムだと感じた母親がとった行動とは・・髪を短く切れ、ではなく、業務用のドライヤーを購入して20分に短縮、そして一緒にお風呂に入り髪の毛と背中を洗ってあげることで20分短縮、計40分の短縮に成功(P34)

    お弁当でも手を抜かず、娘が楽しんで食べられるように50種類のカラフルな弁当箱を購入し昨日の残り物は使わない(P42)

    3歳までに絵本を1万冊(回)、童謡を1万回生歌で聴かせる(P48)

    1歳から「くもん」開始(P50)

    受験校の100年分の過去問を解く(P64)

    子供を伸ばすキメ技。叱らず、比べず、手を貸すこと(P79)

    反抗期は、子供の欲求不満の蓄積の爆発だから、蓄積させないようにすればいい(P120)

    4割理解したら問題集へ(P204)

    同じ問題集を3冊買って、最初は問題を見ながら解答を書き写し、2回目は読み物感覚で解き、3回目は問題集として解く(P223)

    受験に不要なものは、スマホ(テレビやゲームも)、恋愛、神頼み(P238)

    こうした内容を見ると、母親も子供と一緒に勉強しているのがわかります、「勉強しなさい」ではなく「勉強しよう」というスタンスは鍛えの入った教育ママでもそうそうマネできるものではありませんが、こうした勉強できる環境も押し付けではなかったことがわかるエピソードがあります。

    長女が高校時代、3人の兄が医学部に行っていることを知っている塾の女性職員から「佐藤さんは将来何になりたいの?」と聞かれたとき、「お医者さん」ではなく、まさかの「主婦になりたいの」という答えにびっくりしてその理由を聞くと「だってね、お母さん楽しそうだから」(P242)・・これ、凄い話ですよね。

    日本の大学で最難関とされる定員100名の東大理3に現役で子供4名を全員合格させる、優しい孟母がそこにはいました。

  • 中受よりは大受の話が多い。
    女の子の勉強の取り組み方が参考になった。

  • 3歳以上

  • 相変わらず子供への愛が溢れまくっている。
    自分はここまでできるのだろうか…多分無理…と思いながら読んだ。

    ・学習習慣のつけ方
    ・主役は子供、親はとにかくサポートに徹する。
    ・小学校低学年までに、ひらがな(とめ、はね、はらいなどしっかり)、一桁の計算、九九を完璧にする
    ・中高時代、大学受験の勉強法

    …など、なるほどと思うことが多かった。
    自分が佐藤家に生まれていたら東大が母校だったのかな(笑)

    子供の勉強のやり方に不安があったらこれを読んで軌道修正していきたいと感じた。

    うちの娘は「勉強嫌~い」とか言っているが、基本的に勉強(新しい知識を得ること)は楽しいと思うんだ。

    とりあえずひらがな、一桁の計算、九九を頑張ろう。

  • 佐藤ママの娘さんの子育てや学習サポートの内容が追加されていて面白かった。
    子供の個性がちがうように自分の子供に合ったサポートは何か考えたい。

  • くもん→浜学園→灘中高/洛南中高→鉄力会→東大理三
    (バイオリン、スイミング)

  • 結局、問題集を繰り返し沢山やれということ。著者の本を二冊続けて読んだけど、この人のやり方はそもそも勉強を習慣づけることに悩んでいるような親には役に立たない。お子さん達は小学生のときに進学塾にも入っているので「普通に学校の勉強ができればいい」なんて思っている親とは立場も考え方も違う。手もかけているがお金もかけているお母さんなのだ。

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著者プロフィール

作曲科・ピアニスト。国立音楽大学作曲学科卒、同大学院作曲専攻音楽理論コース修了。

「2018年 『女声合唱とピアノによる日本の歌 郷愁に寄せて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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